連休といっても息子の学校で行事があったりして、
一向にまとまったお休みにならない我が家の連休ですが、
公園を散歩したり買い物に行ったりと、それなりに
ゴールデンウィークらしい気分を楽しみ、最後の日に、
頂き物の無料宿泊券を消化すべく、都心のホテルに一泊してきました。
チェックインのとき、フロントに
「レイトチェックアウトで2時まで御滞在いただけます」
とせっかく言っていただいたというのに、次の日から息子は平常営業で
朝7時にはチェックアウトしなくてはなりません。
もったいないのですが、双方の宿泊可能な日がこの日しかなかったので
しかたありません。
せめて早くチェックインしてランチを楽しむことにしました。
レストランのメニューは連休中であることもあって、
「ゴールデンウィークスペシャルブランチ」というもののみ。
メインの料理だけが選べるタイプでデザートも付いてきます。
前菜その1、ツナとアボカドのタルタル。
カリカリに焼いたトーストに乗っけて頂きます。
前菜その2。
左側の物体はキャラメリゼしたフォアグラです。
実はわたしはフォアグラ、あまり好きではないのですが、
まるでクリームブリュレのようなキャラメルがかけてあり、
しかもソースは甘酸っぱいイチゴとゆずなので、実にさっぱり。
フォアグラ独特のどよーんとした味(ってどんなだ)が、
サッパリ系ソースで中和されて、実に面白い味わいでした。
こんな料理法でフォアグラを食べたのは初めてですが、感心し、
そのことを言うと、
「シェフの得意の一品です」
とのこと。
息子の頼んだ大山鶏。
シイタケはわたしが食べました。
ちゃんと柄も食べられるシイタケです。
わたしはサーモン。
ほろ苦いゼンマイをトッピングに、黒米と野菜のリゾットに乗せてあります。
ソースはおそらくオリーブオイル主体だと思います。
そしてデザートはポテト・・・・・・
ではなく、シュークリームでした。
丸く焼いたシューを半分にし、中にバナナとかいろいろ
複雑な味のするカスタードクリームを詰め、これにも
キャラメリゼしてあります。
食事が済んで、チェックインしました。
ウェルカムフルーツ、クッキー、そしていつもある駄菓子。
息子のために用意してくれるのだと思いますが、麦チョコとか、
麩菓子とか、一袋10円、って感じのお菓子です。
洗面所もいつも通り。
ここは前までロクシタンのシャンプー類だったのですが、
少し前から「エトロ」のシリーズに変わりました。
従業員の制服もエトロだったりするのでその関係みたいです。
部屋からの眺め。
ちょうどJRの線路を挟んだ向こうに「KITTE」があります。
昔郵便局だった部分(白いビル)はそのまま残し、後ろに巨大な
高層ビルをくっつけてかつての建築物を残すという流行の建築法で、
今東京駅界隈では最もにぎわっているビルかもしれません。
ここから見て初めて知ったのですが、白いビルの屋上には出られるようです。
KITTEの隣のTOKIAというビルの途中階に、不思議な切れ込み発見。
手すりがありますが、これ外に出られるんでしょうか。
右手東京駅と東京ステーションホテルを裏側から。
東京駅の改装は今にして思えばオリンピック誘致のためだったのかなと。
というわけで、ホテルの部屋でインターネットしたり(わたしはエントリ作成)
大画面でDVDを観たり(わたしの持っていった『空挺レンジャー』)、
・・・・まあ、いつも休日にやることをホテルでやっていただけでした。
お掃除洗濯、何と言っても食事の支度をしなくていいのが
わたしにとっての「お休み」です。
さて、話は取ってつけたようにかわりますが、こちらが本題です。
先日横須賀で行われた護衛艦カレーNo.1グランプリ、
ご存知のように当ブログでは数日に亘って参加記をお送りしたわけですが、
その後エントリで呈したいくつかの疑問点に関係者からお答えを頂いたので、
追加情報として少しお話ししておきます。
まずカレーグランプリ会場手荷物検査場を出たところにいたこの1等海佐ですが、
「陽焼けしているから大きな艦の艦長ではないか」という当方の予想に反し、
総監部防衛部長
である可能性が非常に高し、というご意見です。
ここからは頂いたコメントそのままになるのですが、まず
1佐職はその職責に応じて俸給表で1〜3に分かれており、
別名「階級内階級」とも言われます
1佐であっても皆給料は同じ、というわけではないってことですね。
責任の重さで頂く給料も三段階に分かれているとは驚きだ。
横須賀地方総監部の防衛部長は一番重責である1佐の1職です
なるほど、この1佐は1佐の中でも最も給料の高い=責任の重い=
将来海将補に近い人物であるらしい、ということですが、
それにしてもなぜこの1佐が1職であることがわかったのでしょうか。
ここが不思議なところなんですが、頂いたコメントによると、
その容貌輪郭から推定して、おそらく総監部防衛部長だと思われます
容貌輪郭から推定して・・・・
容貌輪郭・・・・・
う〜〜〜〜〜〜〜〜ん(困惑)
これを書いてきて下さったのはわたしなんぞと違い、推定でテキトーなことを書いて
後は野となれ大和なれ、いやいやいくらプロフ写真が「ちび大和」だからと云って
わたしのような子持ちが艦娘になっちゃいけませんが、じゃもっと若ければいいのか?
・・・・という問題でもないと思うんだけど、とにかく、この方は
そんな無責任なことを言うような立場でもなければましてや部外者でもありません。
しかも今現在自衛隊という組織に身を置いている人物であり、
おそらくこの推測は確固たる自衛官人生に培われた知見に基づいて
なされたものに違いないと考えられるのですが・・・。
先日、「陸自と海自では明らかに将官の雰囲気が違う」と、
これまでの自衛隊ウォッチャーの立場から私見を恐る恐る述べてみましたが、
やはり「役職が造る容貌」というものが歴然としているというのは
この自衛官のご意見にも明らかだってことみたいですね。
さて、それでは気になる1佐の階級内階級、つまり「給料の違い」、
どういったカテゴライズがなされているのか。
その配置をまとめたものがこれです。
3:護衛艦艦長、航空隊司令、幕の班長等
2:護衛隊司令、航空群首席幕僚、幕の室長、
地方協力本部長(一部を除く)等
1:1佐たる群司令(海洋群司令、潜水隊群司令など)、
一部の隊司令(輸送隊司令など)、
1佐の幕僚長(掃海隊群、教育航空集団)、
幕の課長、大都市の地方協力
本部長(札幌、愛知、福岡など)等
同じ1佐でも、中にはこのようなヒエラルヒーに基づいた
「賃金格差」があるというのですね。
読者の雷蔵さんがコメント欄で
将官になる一選抜の人達は出世の階段を一番駆け足で上って行くので、
すべての仕事(配置)を普通より若いうちに終えてしまいます。
そのため、若くで艦長になります。
艦長は2佐及び1佐の配置です。
こういう人は早く2佐になりますが、若く、船の経験が少ないので、
大きな船の艦長は任せられません。小さな船を任せられます。
しかも、その後もポンポン階級が上がってしまうので、
若くで人より早く艦長を経験した後、二度目の艦長の椅子はありません。
艦長よりもっと重責の仕事に就きます。
と教えて下さったことがありますが、これを先ほどの階級差に照らすと、
1佐で艦長をしているより、2佐で小さな船(掃海艇とか)の艦長になる
自衛官が実は「出世コース」である場合もある、ということなんですかね?
また自衛隊について(無駄に)詳しくなってしまったぜ。
しかし、これから自衛官の有望なお婿さんを見つけるというわけでもないのに、
こんなに隊内事情に詳しくなって、わたしはどうするつもりなのか。
そしてこれ。
北村海将の碑の正体がわかりました。
これも雷蔵さんから教えていただいた、碑に記された
「ここに集いて殉職隊員の在りし日の雄姿を偲び、
その英魂を仰ぎ大いに正大の気を養い諸霊照覧の下、
ますます海防に挺身せんと決意を新たにするにあり」
という文言を読んでいただいてもおわかりのように、これは、
横須賀警備区(横須賀地方隊が受け持つ担当海域)で殉職した隊員の慰霊碑です。
毎年、自衛隊記念日(11月1日)には、この碑の前で慰霊式を行っています。
慰霊式は殉職隊員の家族をお呼びして行われます。
因みにこの自衛隊記念日というのは、「自衛隊発足の日」すなわち
自衛隊法が施行されたことを記念するための日で、1966年(昭和41年)制定されました。
法律制定になったのは1956年7月1日だったのですが、この時期は台風などの災害が多く、
自衛隊の出動を必要とする可能性が多いため、この時期を避けて比較的晴れが多く、
災害の少ない11月1日に制定されたということです。
そういえば、11月3日は過去統計でもほとんど雨が降ったことがないとされていますね。
うーん、どこまで国民目線なのか、自衛隊。