3種類の航空機からの何次にもわたる空挺降下が続いています。
高高度からの自由降下が終わった後、もう一度C-1からの降下が行われたのですが、
隊員のシルエットが今までと違い、大きな荷物を腹に抱えるようにしています。
そして傘が開くと、大変目立つ赤いクッションのようなものを皆が持っています。
遠くから視認させるためで、これを見て彼らの持っている武器などを受け取るために
下で待機していた部隊が落下地点までくるのだと思いますが、確かではありません。
アナウンスではそのことも説明していた記憶がありますが、肝心の部分を聞き逃しました。orz
続いてC-130Hからの降下。こちらもシルエットから荷が大きいのがわかります。
おなか側に持っていた荷物を、地上に降りて傘を回収したあとは
背中に背負って移動です。
どこからともなく草の陰に潜んでいた部隊が現れました。
これはまた念入りな偽装で・・・・・。
朝からせっせと葉っぱをむしって自分のヘルメットや背嚢に付ける、
いかついお兄さんたちを想像するとかなり和みます。
葉っぱの偽装だけでなく、ちゃんと迷彩メイクも入念に行っており、
草むらに伏せればほとんど視認できないと思われます。
メイクは旧カネボウの「クラシエ」ブランド製で、大変ノリがいいそうです。
品質が良く、お化粧落としがスムーズなのも隊員のお肌への優しい配慮です。
しかしこうしてみると人によって化粧の濃さに差がありますね。
衛生班発見!
ガタイの良すぎるサングラスと目つきのやたら鋭いメディックです。
一番左の人が持っているタイヤのホイールのような円盤はなんだと思います?
これは、彼らの携えている81mm迫撃砲L16を運用するとき、砲身下部を固定させ、
台にして使うための底板です。
右手に持っているのも同迫撃砲の支持架です。
その間も航空機からは10人単位で降下が続いています。
荷物が重いほうが態勢を保ちにくいのか、傘が開く寸前、上下逆さまになる人がい多いです。
偽装軍団は地面に武器を組み立てて、ここからの攻撃用意。
手前の隊員の偽装の葉っぱだけが切りそろえたように短いですが、この偽装、
個性が出るし、人によって上手い下手もあるのだそうです。
手前の二人は目と目で合図しあって一緒に敵陣に向かって走り出しました。
少数単位で少しずつ前に移動して行っています。
手前の隊員はアップにしてみると何か叫んでいるように見えるのですが、
まさかこんなときにも射撃しているという設定のときは「バーン!」って言ってるのかな。
前進のために態勢を起こして背嚢を地面に落とす瞬間。
伏せたまま敵の方向を狙う一団から、二人が抜け出ました。
先頭の人が「こっちに来い」と合図をして二人で走っていきます。
後ろ側を回って敵地に飛び込もうと言うのでしょうか。
走っていったところがちょうど報道陣のカメラの放列の前というのが。
前を通るときに、どこかに掲載されるかどうかは別として、彼ら二人は
散々写真に撮られたに違いありません。
C-130Hもまだ降下を行っています。
今までで既に100人単位の降下が行われています。
地面に伏せていた小隊が一斉に草むらから身を起こし、立ち上がりました。
一斉に前進を始め、また少し的に近づきます。
手前の隊員が守っている武器は「01式対戦車誘導弾」でしょうか。
赤外線画像誘導方式による誘導弾で「マルヒト」とか「ラット」とか呼ばれています。
左側の降下中の隊員が左肩に担いでいるのは銃の模様。
先ほど敵陣に突っ込んでいった二人が、捕虜を従えて陣地に戻ってきました。
この敵軍兵は気のせいかパイロット用のスーツを着ているように見えます。
じわじわと前進して匍匐する小隊。
フェンスの手前では先ほど赤いものを付けて降下した部隊が傘をたたんでおり、
向こう側から付近住民がそれを見学している様子が見えます。
このフェンスの向こうは、見るだけなら案外特等席だったりするのよね。
なぜか転がりつつ移動する右端の人に、左の二人『?』
そこに負傷者が運ばれてきました。
どうも捕虜役も負傷者役も別の部隊から借りてきたらしく、遠目でも
空挺団ぽくないというか、なんとなくおじさんぽいというか・・・・。
ね?言っちゃなんだけど、明らかに周りとは体型が違いませんか?
一番右の人が負傷者の銃をかわりに持ってあげており、手前の立膝は
メディックで、応急手当の準備を始めています。
偽装が盛り盛りでいったい何人いるのかもわかりませんが(笑)
皆で寄ってたかって負傷者の面倒を見ているの図。
メイクのせいで皆藤岡弘みたいな濃い顔に見えます。
こちらは傷の手当終了?
負傷者は意識を喪失しているらしく、気持ちよさそうに目を閉じています。
メディック「(ここぞと仮眠取ってんじゃねーよおっさん)」
それにしても、どうせなら頭を高い方にして寝かせてあげて欲しい。
長距離寝台特急で、窓側が頭だと足の方が高くて一睡もできないわたしが言う。
方やこちらは召し取った捕虜を地面に転がして置いている二人。
後ろ手に縛ったのでうつ伏せにさせるのは当然ですが、こちらも頭が低くて辛そう。
ひとかたまりになって、全員が全く違う方向を見張っています。
捕虜役の人、こちらも寝ているかも。
向こうの人は捕虜を奪還に来るかもしれない敵を見張っています。
少し目を離した隙に負傷者はストレッチャーにのせられていました。
もしかしたら、戦場用の組み立て式担架を衛生班は携帯しているのでしょうか。
ストレッチャーの足元に負傷した隊員の背嚢を置き、銃もちゃんと固定して、
足を背嚢の上に乗せるようにして固定し、負傷者の手袋を外して、
隊員のIDを記録した認識票か、あるいは負傷レベルを書いた紙を腕に巻きます。
小山の上に風向を見るための吹き流しにしか見えない敵国旗があげられ、
その下では二人が陣地を死守する中、敵軍からの攻撃が続きます。
これも対戦車誘導弾(こちら向き)でしょうか。
歩兵がじわじわと前に進むうち、我が軍からは航空機による掩護が本格的に始まり、
押され気味だった戦況を逆転させるべく戦闘行為を行います。
どうなる自衛隊?そして負傷者と敵の捕虜の運命やいかに?!
続く。