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江ノ島 児玉神社(おまけ:アメリカでのたま駅長死去報道)

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わたしが防衛部長を務める防衛団体で、

厚木米軍基地見学→江ノ島児玉神社参拝→横浜中華街で懇親会

という、その移動範囲ひとつとっても関東圏の人間には思いもつかない
大胆な計画の会が催され、それに参加してこの神社に初めて行ってきました。

児玉神社とはあの児玉源太郎を祭神とする神社で、
江ノ島の海を望む高台にあります。

当ブログで「児玉源太郎」というワードを検索すると、それだけで
たちどころにいくつものエントリが上がってくるというくらい、
今までこの慧眼の偉人についてはその功績について述べてきましたが、
迂闊なことにわたしはこのお知らせをいただくまで、江ノ島に
児玉源太郎の神社があるという認識を持ちませんでした。

明治以降の人物が祭神になっている神社、というのが
東郷神社以外にもあるということを知らなかったのです。 




原宿の東郷神社はご存知のように聖将とまでいわれた東郷平八郎元帥が
祭神として祀られています。

昭和9年に東郷元帥が亡くなると、国民の間に神社創建を望む声が高まり、
6年後の昭和15年海軍記念日に御鎮座祭が行われることになりました。

日本は八百万の神がおわすとはいいますが、東郷神社の境内に翻る
たくさんのZ旗を見るにつけ、日本では人が崇めたいものが
即ち神となるのだなあとわたしは実感するのです。


そこで思い出すのが、今年の5月に亡くなった貴志駅の猫駅長「たま」です。
人々に愛され、「ネコノミクス」という経済効果すらもたらした、この
スーパーキャットは、死後神様として祀られることになったようですね。

そこでついでに超寄り道ですが、アメリカにいたときに見た

「日本の猫駅長が死去」 

というニュースの話をしておきます。 

いきなりこのニュースが始まってわたしは「たま」げました。

テレビ局はFOX、レポートするのがデニス・ミラーという「コメディアン」。
もうこれだけで、お前ら真面目に報道する気ないだろ、って感じです。

わたしは「たま」の仕掛け人にお会いしたことがあり、生存中に
たまを見ておこうと夫婦で話していたのですが、アメリカにいながら
彼女の死を知ることになってしまったのでした。

しかもこのニュースによると、たま駅長のご遺体は
字幕に「Pneumatic」とある(Pは無音でニューマチックとよむ)
圧搾空気入りのチューブに入れられて日本海に水葬されたというのです。

ほんまかいな。

「たま」のwikiを見ましたが、埋葬法については触れていません。
だいたい、和歌山なのになぜ日本海に流されたという話になっているのやら・・。

で、このコメディアンが言うには、

「猫の体(彼はたまがオスだとして"He"といっている)は
圧搾空気のチューブに入っているので新鮮さが保たれます。
これがもし日本海で韓国人に拾われたとしたら」

「彼はヒーローからジャイロサンドウィッチ(ピタサンド。
写真はピタサンドではなくただのサンドイッチ)に
変身してしまうかもしれませんね!」

ってあほか。

説明するまでもないですが、

たまの遺体を日本海に流す→隣は韓国→韓国人は猫を食うので以下略

ヒーローとジャイロ(ギリシャ風)が韻を踏んでいる、
というだけで、この笑えないジョークを思いついたと見えます。
日本だったらどこぞの団体が大騒ぎすること間違いなし。

さらには日本海をSEA OF JAPANといっているし、
さあ怒れ在米韓国人(笑)


おっと、そんな話はどうでもいいんだった。
おヒマな方はwikiの「たま駅長」を読んでいただければ詳しいですが、
たまは死して皮じゃなくて名を残し、神様になってしまいました。
駅舎の横に創建された「たま神社」に祀られたのです。

まあ、日本という国は猫が神様になっても全く不思議はありません。
身近な例ではTOのご先祖も神様になっているわけでして(笑)
実在の人物が死して神として祀られるということも普通にあるのです。 

況や明治の偉人をおいてをや。

江ノ島はもちろん初めてではありません。
が、もういつだったか覚えていないくらい昔行ったきりです。 

ですから、駅舎がまるでこんな竜宮城みたいだったかとか、
全く記憶に残っていません。
昭和33年の白黒写真を検索していて見つけましたが、
形はやはりこの竜宮城なので、割と最近、赤く塗ったのではないか?
と思われます。

しかしなんというか・・・・すごいセンスですね。

まあ、誰も江ノ島にセンスの良さなんか求めてはいない(断言)
駅前のコンビニも海を見ながらバーガーを食べるカフェも昔はなかったな。

あーなんか記憶にあるなあ。
昔来た時には寒くて、ところどころに出没する猫が風に吹かれて毛をなびかせていたっけ。

「猫はいなくなりましたよ」

と同行の会員でわたし以外のもう一人の女性、広報部長のMさん。
ある有名な作家の娘さんだったりします。
彼女によると、昔は「猫島」といわれるくらいいたのが、
最近は駆逐されて滅多に見なくなったそうです。

猫は江ノ島では神様にならなかったようです。

歩いて行くと、なにやらこれも前にはなかった
欧風を装ったおされなホテルみたいなのが見えてきました。

「ホテルでもできたんですか」

「スパらしいですね。
あれができたとき、江ノ島リピーターからこんなの江ノ島じゃない!
と大変な反発だったとか」

江ノ島リピーターというのは、どうやら昭和の香りのする、
どこまでもダサい江ノ島を愛している人たちのことらしいです。

こういう雰囲気はあまり変わっていない気がします。
前と違うことがあるとしたら、中国人が溢れかえっていること。
確かに現地の人たちにすれば、寂れた観光地だった江ノ島に
大挙して押し寄せてくれる中国人観光客はありがたいかもしれません。

おしゃれなようで全くおしゃれでないこの微妙な街並み。
スパには大江戸温泉物語のような大きな浴場があるとか。

昔の旅館っぽい建物もまだまだそこここに残されています。


最近これにそっくりな場所に行ったなあと思ったら金比羅山でした。
石段を、鳥居をくぐりながら登りつめると神社があります。



もちろん階段登るのがしんどい人のためにはあのエスカーもありまっせ。
江ノ島ファンの間で名高いエスカーとはなにか。

その昔、江の島の頂上に行くには
数百段の階段を上り下りしなければなりませんでした。
そこで、昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、
高低差46メートルを4連で結ぶ全長106メートル の
「江の島エスカー」が登場しました。
頂上まで石段を上っていくと20分かかるところ、
江の島エスカーだとわずか4分でアクセス。
江島神社参拝に訪れるご高齢のお客様をはじめとし、
観光に来られる家族連れ・カップルのお客様にご利用頂き、
喜ばれております。(HPより)

なぜこれを普通にエスカレーターと称しないのかは昔から謎です。
Mさんの知り合いは、エスカーを降りてから、

「どこからエスカーに乗るの?」

と真面目に聞いたそうです。

さて、それはともかく、兒玉神社にたどり着きました。


続く。


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