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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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霧島を行く〜さざれ石の巌となりて苔の生すまで

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色々と話すことが多すぎで旅行の話があっという間に
「旧聞」になってしまうのですが・・・。

先日霧島温泉の話をさせていただいたのですが、
今日はその次の日、連れて行っていただいた観光の話。



まず最初に霧島神宮。
日本発祥の地・・・・?

なぜ霧島がここまで豪語するかというと、
ここには「天孫降臨の地」としての神話があるからだそうで。

太古の昔、神々が下界を見下ろすと、きりに煙る海の中に
島のように見えるものがあります」
神々は鉾を差し、島に印を付けました。
それが霧島山の由来です。

あるとき、アマテラスオオミカミの神勅を受けて、
三種の神器を持ったニニギノミコトが、猿田彦の命とともに
高天原から地上に降り立ちます。

天上界から神が地上に降り立ったその最初の一歩が
「高千穂峰」だったということで、
ここが日本の建国のことはじめだと言われているわけ。

天狗は・・・・なぜかわかりません(笑)



参道は階段をかなり上り、しかも遠い。
お参りする人も大変だ。



この参道沿いにあった灯篭。
おお、こんなところに名前を遺せるとはきっと当時のVIP、
などといいながら歩いていると、



・・・・ん?
なんだか見たことのある名前が。



西郷従道さんではないですか!
最初の元帥海軍大将、西郷従道。



参考画像。

そんなVIPの寄進した灯篭がここに!



VIP寄進灯篭もう一つ発見。
公爵島津忠重。



参考画像。
んまあ、この男前は誰?
島津忠重とは全く関係ないのですが(笑)
海兵一期下の栽仁王(たねひとおう)。

兵学校卒業間近に盲腸炎でご逝去。
なんと20歳の若さでした。

(この写真と兵学校出ということを
アップするためだけにこじつけました)






写真を撮りに来ている人多し。



神聖降臨の地であるという碑。
なぜかタンカー霧島丸の進水を記念して建てられました。



さざれ石。

これを読んでわたくし「マジですか?」と言ってしまいました。
皆さん、わが日本国歌の

「さざれ石の巌となりて苔の生すまで」

って、なんだか道理に合わない文句だと思っていませんでした?
わたしも思っておりました。
だってなんで小石が大きくなるのよ。
逆に砕けて小さくなっていくならわかるけど。

しかしですね。

この碑によると

「さざれ石は石灰石が雨水に溶解して
その石灰分を含んだ水が時に粘着力の強い乳状体となり、
地下において小石を終結して次第に大きくなる。
やがてそれが地上に顕れて、国家に詠まれるごとく、
大きくなって苔も生すのである」

「この石はその集結の過程をよく察することができる」

とあるではないですか。

うーん。
今の今まで、さざれ石が本当に大きくなるとは知らなんだ。

というわけで、ここに置いてあるさざれ石は
「苔の生す前の成長過程にあるもの」
であるらしいのですね。

皆さん、ご存知でした?
我が国歌に一毫もの矛盾はなしってことです。



何しろ天孫降臨の地の神社ですから、そのご威光のあること。
伊勢神宮や出雲大社と並ぶ御三家ではないだろうか。
(適当に言ってます。違っていたらすみません)



そこにあるご神木。
最近、対馬の寺から仏像が盗まれ、
盗み先の国である韓国の裁判所が
「返さなくてもいい」なんてトンデモ判決をだし、
靖国神社の放火犯人を「政治犯」だとして中国に帰したことといい、
このことといい、国ぐるみで「愛国無罪」を制法しているらしいことが
あらためて日本人の間に嫌悪を呼び起こしていますね。

実に恐ろしい話なのですが、昨今全国各地で
「ご神木が何者かの異物注射によって枯れる」
という「ご神木テロが起こっているといいます。
突然枯れだすご神木を調査すると、

ドリルで幹に穴があけられ、そこに

薬剤を注射してあるのだそうです。

この10年で被害に遭ったご神木はなんと25本に及びます。

誰が何のために?
と疑問に思っているところに、たとえばこんな「仏像泥棒」
の話を聴くと、この国の人間がどこからかの指示を受け、
やっているのではないかと疑われますね。

お雛様を倒すゲームをしたテレビ局のことを話したとき、
「日本人にはできない」と断言しましたが、
こんなことも普通に考えると
「日本人なら恐ろしくてとてもできない」
のではないでしょうか。

ここのご神木は今のところご無事のようです。
四国を中心に起こっている被害なのだそうですが、
放火や仏像盗難も起こっていることですから、
神社仏閣関係の方々にはくれぐれもセキュリティを
しっかりしていただくしかないでしょうね。

などと心配するということ自体が日本において
「ありえない」としか言いようがないのですが。



神殿に到着。
大修復が済んだばかりらしく、どこもかしこもピカピカ。

しかし、神殿わきにこのようなお知らせ発見。



屋根が老朽化してきたので、リフォームしたい。
よって、その資金集めのために寄進を募集しています。
一枚2000円で、葺き替え用の屋根の銅板に、
住所と名前を墨で書いてもらえるというもの。



西郷従道さんが寄進したように、(桁は違うけど)
とにかく神殿の屋根に名前が記されるわけです。
何百年か後にまた改装したとき、われわれの名前が
後世の人の目に留まるわけです。
それがどうした、という向きもございましょうが、
こういうことにはノリノリになるTOが提唱して、
家族三人分の寄進をさせていただくことにしました。

手続きは社務所で、巫女さんがしてくれます。
寄進者の氏名はちゃんと「社報」で報告してくれるとのこと。



日本の神社も改装したては結構カラフルだということがわかりました。



菊の御紋は、もちろん皇室を意味します。
先ほどの詩碑、



これも、徳富蘇峰の
「皇室を中心とする国」という意味の詩が書かれています。



とても高いポールに高々と揚がる日の丸。
日教組の人たちは、ここには決してお参りに来ないのでしょうね?
お正月も、お宮参りのときも、この「皇室を祀る」
目的のある神社は避けているわけですね?



色々と突っ込みがいのある看板ですが。
霧島温泉について書いたときも触れましたが、
ここは坂本龍馬とおりょうの新婚旅行の地。

池田屋事件の傷を霧島の温泉で癒し、
高千穂の峰でその美しさに「二人で微笑み合った」そうです。
アツアツです。

この新婚旅行、なんと88日間続いたそうです。



写真ではわかりにくいですが、不安定な岩の山の頂上に、
巨大な岩をバランスを取って置いてあります。

いったい誰が何のために?

上に岩を置くのも、どうやってやったのかさっぱりわかりません。
皆「ふーん」と見て何の感想もなく通り過ぎていましたが、
わたしはこの岩をどうやってセットしたのか、
気になってたまりませんでした。
おそらく4〜5人の屈強な男たちでようやく持てるような岩ですよ?



わたしがこの岩山見入っている間に、連れ(家族と案内の方)
はすたすたと先に行ってしまいました。
「待って〜!」
砂利道を走って追いかけるエリス中尉。

この後は新燃岳(のふもと)に行きました。

続きはまたいつか・・・。






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