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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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ゴールデンゲートブリッジ公園を歩く

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今年もサンフランシスコにやってきて、次の日の朝、
ゴールデンゲートブリッジを臨むサンフランシスコ湾沿いの公園、
クリッシーフィールドにやってきました。

州道280と101、どちらで来ても途中から地道に降りなければいけません。
いつも選択する海側の道を通っていると、去年なかったこんな店が。

「SUSHIRAW」・・・・スシ・ロウ(生)→スシロー?

この辺りは以前から中国人の移民が多い場所で、ここ左に曲がったところにある
客家料理の店などはわたしたちが住んでいた時からあり、
一度気まぐれを起こして入って見ましたが、店内の水槽に苔が生えているし、
なんか変な匂いはするし、中国人しかいないしで、当時2歳だった息子は
完璧にトラウマを植え付けられ、その後10年くらい中華料理はダメになりました。

きっとこの店もチャイナがやっているインチキ寿司だと思われます。

ホテルのあるサン・マテオからは渋滞もあるので小一時間かかりますが、
息子の送り迎えのない今となれば、むしろそれも楽しんでしまいます。

この日のサンフランシスコ湾はほとんど霧のない晴天でした。
冷たい風と強烈な日差しが同時に体を直撃し暑いのか寒いのかわからない、
そんな天気もこの一帯特有のものです。

海水が回り込んで池のようになっているところにペリカンの親子がいました。

お母さんが頭を突っ込むと子供も真似して(笑)

漁の仕方を子供に教えているのだと思いますが、
さすがにお母さんも獲ったものは自分で食べてしまいました。

見たところほとんどが観光客で、ブリッジをバックに写真を撮っています。

ブリッジに向かって歩いていくと、左はこんな草だけのフィールドですが、
ここは昔陸軍の飛行場でした。

もちろん、複葉機の時代、1919年から1936年の間です。
このころの飛行機の離着陸に大変適していたため選ばれたようですね。

なんども書いていますが、写真に写っている建物は全部当時からのものです。

航空時代の黎明期、ここは飛行機の発展のステージのようなものでした。
横に離着水に御誂え向きのサンフランシスコ湾があったことは
水上機の発展にも寄与することになりました。

「この傾斜が休憩するのにちょうどいいんです」てか?

自転車の人はほとんどがレンタル。

船も頻繁に行き交います。
これはおそらくタグボートだと思うのですがどうでしょうか。

 

ヒッチコックの映画「めまい」で有名になったブリッジのたもとに近づきました。
この鎖もその時代にはもうあったと思われます。

ボードに乗ってただあちこちをフラフラ漂っている男性がいました。
確かに運動にはなりそうだけど・・・。

マリオカートのようなゴーカートを借りてこの辺を走ることもできます。
ちらっと見たら、助手席にはナビのためにiPadが装備してありました。

一眼レフにカメラを替えて初めてブリッジを撮るわけですが、感心したのは
ブリッジの赤が「見た通りの色」に写っていること。

ズームもできて、結構広角にも写り、さすがはオールインワンだと思いました。
旅行にはこれ一本で十分です。

去年はオープンしていて見学できたフォートは今年は閉鎖されています。

去年なかったこんな看板を発見。
なんと、自殺者が多いという汚名を少しでも返上するべく、サンフランシスコ市は
自殺防止ネットを設置することにいたしました!

なんでも橋の上から6メートル下に人体を受けるスチールのネットを張り、
人が落ちないようにするというのですが、うーん・・・・・。

どうしても自殺したい人はそのネットからとびおりてしまうのでは?
もしかしたら、6メートルというのが微妙な数字で、そこに落ちたら
スチールで怪我をして動けなくなってそれ以上飛び降りられないとか?

何かと謎ですが、とにかく来年来た時にはネットは完成しているでしょう。

それがいかほどの効果があるか、ぜひ知りたいものです。

コンクリートで塞がれた向こうに鎖があるのが見えるでしょうか。
それが「ヴァーティゴ」(めまい)にも登場した同じ場所です。

Vertigo (1958) Golden Gate Bridge scene # HD*

映画のおかげでここでキム・ノバクとジェームス・スチュアートごっこ?
をする人が後を絶たないため仕方なく閉鎖したとかかしら。

しかし、映画ではスチュアートが飛び込むシーンだけセットに変わってますね。

それでも柵を乗り越える人が後を絶たないらしく、この警告である。

「警告を破ってここに立ち入った人は1年の収監、
または罰金1万ドル(今日現在 1,128,160.00 円)が科せられます」

とにかく、ものすごく厳しく禁じられていることはわかった。
さすがにこれを見てまで柵を超えようとする強者はおるまい。
きっと監視カメラもバッチリ装備されてるんだろうしね。

初めてここに錨を下ろした船は『サン・カルロス』(アヤラ艦長)、
1775年8月5日のことであった

からはじまって、

ドン・フワン・バチスタ・デ・アンサ少佐は1776年、
ここカンティル・ブランコ(ホワイトクリフ)に入植する

などと書いてあり、途中に

1853年、アメリカ合衆国陸軍の技術者たちがクリフを切り拓き、
ここにフォート・ポイントを建造した

最後には

海側の外壁は100年にわたって全く損傷を受けていない

と書かれています。

アルカトラズ島をバックに自撮りして画面を確認する二人。
新婚旅行でここに来る人も多いようです。(ex.わたしの姉)

カモメと鵜が仲良く同居しています。
左の二羽も新婚さんらしくずっといちゃいちゃしていました。

東映のオープニングみたいに波が砕けるのを撮ろうと待っていたのですが、
これが限界でした。

フェリーの横をおそらく沿岸警備隊のボートが急行していくのを目撃。
もしかしたら誰かブリッジから飛び込んだのか?
それともさっきのボードのおじさんが海に落ちたのか?

と思って目で追っていくと・・・、

波をボンボン跳ねながらブリッジの下をくぐっていきます。

なんだ、おじさんが落ちたんじゃなかったのか。

ブリッジ下から車の場所まで戻ることにしました。
パレス・オブ・ファイン・アーツの建物は実はR2D2のモデルです。

・・って言われていますが本当かしら。

一人で5匹くらい犬を連れているのは「散歩屋さん」。

忙しい飼い主に変わってウィークデイに愛犬を散歩させる仕事です。
聞いたところによると、犬を預ける人というのは裕福なので、
結構この商売、いい稼ぎになるのだとか。

クリッシーフィールドは犬にとっても楽しい散歩場です。
聞いたわけではありませんが、ここに来て彼らの様子を見ているとわかります。

ここでは日本の公園のように犬を必ず繋がなくてもいいので
勝手気ままにあちらこちら走り回ることができます。

この白黒の犬は体は大きいですがまだ子供らしく走り回っていました。
犬にも性格があるのは愛犬家の皆さんはよくご存知だと思いますが、
彼はアメリカ人の言うところのスパンキーなタイプです。

勢い余って他所の犬のところに突撃。
そういう犬は、えてしてよその犬にちょっかいをかけたがるものです。

彼が目をつけた?のはこの黒い犬。

「よお」

「な、なんだよお」

「遊ぼうぜい!」

「やだよ!僕今ご主人様に遊んでもらってるんだもの」

「そんなこと言わずによお」

「もううるさいなあ。ご主人様、早くフリスビー投げて」

「くっつくなよお」

「いいじゃん、俺もフリスビー取る遊びしていい?」

女の人「そーれ!」

「これは僕のだ!あんなやつに渡さないぞ」

「それいいなあ、俺にもくわえさせて」

「やだよ!」

「ご主人様に持っていかなきゃ!邪魔すんなよ」

「そんなこと言わずに俺と取り合いっこしようぜ!」

バシャバシャバシャ

「あ・・・・・くわえていたの落としちゃった」

「でへへ、俺が拾ってやるよ」

「やめろよー」

ご主人「すみませんけど、オタクの犬がうちの子を怖がらせてるので、
なんか言ってやってくださらないかしら」

黒「ほーら、怒られろ(笑)」

「なにい?うちのご主人は俺のこと怒ったりしないぞ?」

「キャイ〜ン」

「こら、いい加減にしないか」

「ほら怒られた」

「・・・ちっ。今日はこのくらいにしといたらあ」

「お前やなやつだな。もうどっかいっちまえ」

と、いう感じに見えましたが、多分実際もこんなものだと思います。

サンフランシスコ湾にはよくペリカンが飛来して、このように
列を作って飛んでいるのですが・・、

このペリカンの群れが飛ぶのは本当に綺麗なものです。

一列になっていたかと思ったらこうやって全員で一斉に着水したり。

長い首を折りたたんで、実に優雅に飛びます。
あんな大きな鳥が飛んでいるときはとてもスマートに見えるのです。

 

今回のサンフランシスコ滞在で、わたしはこの時を入れて
三回はゴールデン・ゲートエリアに通い、今まで見たことがなかった場所や
軍事遺跡などを観たのですが、それはまた後日お話しします。

 

続く。


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