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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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キャンドル工場を見学した

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あちらで仕事、こちらで見学。
相変わらず我ながらフットワークの軽いエリス中尉です。

今回はキャンドル工場を見学してきました!

岡山に行ったとき、最終日に息子とわたしのために
先方が「岡山観光」を予定してくださっていました。
してそのコースとは「瀬戸大橋見学」。

瀬戸大橋は去年ご案内いただいたばかりなので、
できればほかのところに行きたい、と要望を伝えると、
お知り合いのつてを辿って工場見学させていただくという
モノづくりに興味のあるわたしと息子にぴったりのプランが。



全国的にも有名なキャンドルメーカーです。
やはりキャンドルというと「ムード」のものなので、
社屋も洒落ています。



一歩はいると、ボードに我々の名前が!
歓迎されています〜!
これは嬉しいものですね。



説明を最初に受ける部屋には季節の飾り物。
勿論キャンドルを使ったアレンジです。
このときは雛祭り前でした。



ここの商品に「似顔絵キャンドル」というのがあります。
結婚式の披露宴などで、新郎新婦の似顔キャンドルに火を点けたり、
プレゼントにするのに提案しています。

で(笑)

このまさおとたかおの二人のおじさん。
これは会社の社長と常務(だったかな)。
つまり創業者一族です。
なんと双子なんですね。
双子のおじさんが同じ会社で経営をしている、というのは
なんとも世界的に珍しいのではないでしょうか。

世の中にはあまり似ていない双子もいるものですが、
この二人は文字通り(笑)瓜二つ。
髪の毛の減り方まで同じです。

「社員には見分けがつくんですか」

と聞いてみると、

「最初は皆見分けられませんが、
ずっと仕事をしているとわかってきます」

この二人を見分けられるようになったかどうかが、
この会社になじんできたかどうかの目安にもなっていると。



どちらのおじさんだろう?

はい、これは代表取締役のたかおさんですね。
自分自身をキャラクター化しています。
おはようとちゃんとあいさつし合う会社。



今までこういうお仕事の現場に見学に行くと、必ず全員が
立ち上がって「ありがとうございました!」と、
こちらが気恥ずかしくなるくらい真摯な態度でご挨拶くださいます。

日本のこういった小さな工場って、本当にこういう空気を大切にしているなあ。
社長のたかおさんが看板で提唱するように、
「きちんと挨拶をする」
「外の人(顧客になるかもしれない)に対して礼を尽くす」
こんなことを実に一生懸命するんですね。

こういうのって、日本ならではなのかもしれませんね。



商品サンプルが飾ってあります。
仏事用のお洒落な灯明。



アロマテラピーの分野でもキャンドルは必須。
お香代わりにもなる和の香りのキャンドル。



これも仏事用。
まるで雪洞のようなろうそく立て。

この会社は、キャンドルを生活の中でどのように提案していくか、
そんな「実例」を実際に見るフロアを持っています。



広い部屋のコーナーごとにテーマを決めて、
キャンドルのある生活を提案しているのです。
見学者があるときだけ実際に火をつけるのだと思いますが。



これは結婚式の披露宴テーブルのセッティング。



化粧台にもアロマキャンドルを。



日常使いのディナーキャンドル。
勿論ディナー用ですから無香です。

この会社では、ここのキャンドルを使ってこのようなテーブルを作り、
それを写真に撮ってブログで自慢(?)するブロガーが
一定数いることに目をつけ、彼女らに声をかけて会社主催の
「キャンドルパーティ」に招待したりしているのです。

そのときに遠くは北海道から来たブロガーもいるのだとか。

ブロガーというのは基本報酬ではなく「自己顕示」が最終目的ですから、
メーカーにすればこのように「表現したがっている人」を取り込むことで
ネットを媒介とした口コミより強力な宣伝部隊を無料で雇うことができます。



ディナー用テーブルセッティング。



わたしもキャンドルが好きで、
寝室でよくアロマキャンドルを点けます。
ブログに載せるほどのテーブルセッティングは
滅多にしませんが。



「キャンドル葬」。
菊とお線香のではなく、お花とキャンドルの葬儀。
わたしも選べるならこんな葬儀で人生の終焉を迎えたい。

・・・・・なーんて。

最近「無宗教で葬儀をしたい」というニーズに向けて
このような提案をしているのだそうです。



この後、工場見学をしました。
道を隔てて向かい、というところに工場があります。



ここにもウェルカムボード。



震災の犠牲者を追悼するためのキャンドル。



工場入り口にも三つ目のウェルカムボード。
激しく歓迎していただきました。



この会社の社歴。
皆さまは、結婚式でお色直し入場してきた新郎新婦が
一所に火をつけるとそれがハート形に小さいキャンドル伝いに
燃えていき、最終的にメインキャンドルに火がつく、
というタイプのキャンドルサービスを見た(あるいはした)
ことはございませんでしょうか?

この説明がわかりにくければ、写真の左下を見てください。

このハート形キャンドルサービス、じつはこの会社が
開発したオリジナル商品。
一時披露宴ビジネス界を席巻しました。

それが1977年のこと。
今はあまりやらないようですね。



寒さを防ぐためか、埃除けか。
カーテンで仕切られた作業場。



このようなガラス入りキャンドルは、
一つ一つ芯を真ん中に垂らして作ります。
手作業なんですね。



キャンドルの形によって作り方もさまざま。





ん?

どこかで見たホテルのマークが・・・・。
リーガロイヤルホテルですね。



キャンドルに施す彫刻は、コンピュータ制御で
このような機械が自動でやります。
彫刻する刃物は熱で蝋を溶かしながら。



なんとやかんで蝋を溶かしている現場に遭遇。



芯を真ん中に入れるのも、手を抜くと不良品になってしまいます。
作業をする人は慎重に、注意深く行っています。



ここでこのようなお供えを発見。
案内の方は「事故が起こらないように・・・」
とおっしゃっていましたが・・・・これ、違いますよね。

先ほど社史をアップしましたが、その一部に



こんな事故が起こっていることが書いてあったのですが、
もしかしたらこの時に亡くなった方がおられるのでは・・・。

このようなことを訪ねるわけにもいかないので、
単にその時そう思っただけですが。



工場で作業をされている方々も、皆わたしたちを認めると
明るく挨拶をしてくださいました。
会社の雰囲気はこういうところに表れますね。





機械に名前をつけています(笑)
この機械は「なっちゃん」。
これを扱う専任が「なっちゃんは俺の嫁」とか言っていたりして。



芯通し、つまり後からキャンドルに芯を通すための機械。
作業員は皆着帽、マスクをしています。
商品に混入するのを防ぐというより、蝋の粉を吸い込まないように?



ここで蝋のかたまりをふるいに掛けます。



できた小さい蝋燭が貯まっていきます。



芯の出方と炎の大きさを実験する「燃焼台」。
ちゃんと近くには消火器が備えられています。
どうもいつも火をつけておく場所のようですね。



これは、芯になる糸を巻き取っていく機械。
ディッピングして蝋を付着させた糸です。




長い蝋燭は、芯を蝋にざぶんと漬け、
引き上げるという作業を何回か行って作ります。



というわけで工場見学はおしまい。
工場を出るときに、袋いっぱいのキャンドルをいただきました!
アロマキャンドルやディナーキャンドル、缶入りのキャンドルが
たくさん入っていました。

そして、この会社がアイビースクエアに出しているお店に。
工場からは20分くらいかかります。



お店に到着。
右を歩いているのが今日説明をしてくださった社員さん。
クライアントの奥さんの「ママ友」です。
今日ここを見学したのも皆このママ友ネットワークのおかげ。



お店の外にはこんなかわいい雛飾りが。
売り物ではありません。



なぜここに来たかというと、工場見学の一環。
手作りキャンドルに挑戦!というアクティビティのため。
今からキャンドル作りまーす。

 

目の前の百花繚乱の蝋パーツの中から、
決められた数の好きな色の蝋を選びます。
それを白い蝋と一緒にグラスに埋めていきます。

 

できました〜。

すると、お店の人が熱いとかした蝋を注ぎ入れます。
このろうそくは息子の作品。

 

わたしのにも。
わたしは季節を先取りして桜をあしらってみました。



参加者一同、自分の作品を持って記念写真。

このあと、お店でバスキャンドルなども購入。
家に帰ってさっそくお風呂に浮かべて楽しみました。

お土産に戴いたキャンドルもいたるところで絶賛活用中。
キャンドルに火がついていると、無条件で気持ちが
安らぐことをあらためて実感しています。

キャンドルのある生活、なかなかいいものですよ。(宣伝)





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