しかし、こんなことになって皆様から頂くコメントに
ご本人あるいはまわりの方が骨折して、というものが大変多いのに驚きました。
かくいうわたしも、身近ではTOの仕事関係の知り合いである霊能編集者が、
娘さんの幼稚園の運動会で父兄参加の徒競走で見事脚を骨折し(多いそうですよ)
その体験談を今回TOに語ってくれたそうですが、わたしはまず、
人の未来に起こることを結構な確率で当てる能力を持っているこの人が、
どうして自分の事故を察知できなかったのかが不思議でなりませんでした。
何でも、自分に起こることは全く読めないのそうです。
そんな能力、たとえ持っていても何の得になるのかって感じですが。
それはともかく、退院して帰って来た日、猛烈に雪が降りました。
窓から外を眺めていると、雪空に鳥の影が。
「雪で食べるものがないのかもしれないね」
こんな日だからといって何も食べないわけにはいかず、餌を探しているのでしょう。
そこでふいに思いついて、すずめ食堂を緊急開店しました。
賞味期間切れのごまは全くくちばしを付けられぬまま上に雪がつもり、
ごまを食べるかどうか以前に全く隠れてしまっています。
(右側がごま)
まだ痛みの遺る左手でサッシを開け、お米を撒いてやりました。
すると、すずめだけでなくムクドリや百舌が代わりばんこにやってきて、
雪に足跡をつけては食べていきました。(冒頭写真)
カメラを左手で逆さまに構え(その方がシャッター押し易いので)ると、
さっと飛び退いて近くの木の枝に避退しますが、
とにかく彼らに取っては随分有り難かったようです。
雪がやんだら、後にはお礼の落とし物がたくさん・・・。
あまりの雪なのでしょっちゅう外を見ていると、そのうち、
時々遊びにくるクロネコが雪の中歩いて来て、お米をチェック。
別種のお客様来店です。
客種が変わったのでメニューもお米から煮干しに変え、
雪の中せっかく歩いて来たネコのためにも食堂を緊急オープンしてやりました。
黒い毛に白い粉雪を点々と乗せて、とっても寒そう・・。
このクロネコは同じマンションの住人によると、この地域に住む
二匹のクロネコきょうだいのうちの一匹で、この辺りの家々で可愛がられていて、
けっこうちゃんと餌を貰っているのだそうです。
そのせいか今までの観察によると避妊手術済みで、野良なのに人に慣れている様子です。
「黒1号」「黒2号」と名前がついているそうですが、わたしはいまだに見分けられません。
野良猫の寿命は平均2年、すずめは1年といいますが、
それも餌を探しながら苛酷な生活をしているからで、クロネコきょうだいや、
すずめ食堂に来る鳥たちはもう少し長生きするかもしれません。