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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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メイン推進プラント〜ミサイル巡洋艦「リトルロック」

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バッファローネイバルパークのタロスミサイル艦「リトルロック」、
艦内展示をご紹介しています。


「リトルロック」記念区画(ここ)を改修するため、
寄付してくれたUSS「リトルロック」の元乗員、そして
場合によってはその遺族に捧げられた認識票の壁、
「ウォール・オブ・オナー」と呼ばれる展示です。

真ん中の窓を覗くと、何か見えそうですが通り過ぎてしまいました。
よく見ると、いくつかのタグは名前が刻まれていません。
今後、寄付があれば名前を刻むシステムなのだと思われます。


この寄付呼びかけを行ったのは、1946年から1947年までの間、
「リトルロック」に、
MM1C(Machinist's Mate Petty Officer First Class Machinist's Mate 1st Class)
として乗り組んだ、
Lyle H.Swatek ライル・スワテク氏
であり、寄付を行ったのは彼の遺族です。
スワテク氏は2018年に90歳で逝去しました。

お葬式の記事によると、彼は戦後父親の仕事だった石油販売業を拡大して、
自分の事業を広く展開し、全米石油販売協会の会長にまでなった人物です。

彼は「リトルロック」での1年間の任務を心から誇りにしており、
成功してからはバッファローネイバルパークにおける
「リトルロック」の展示実現に尽力しました。

彼がいかに「リトルロック」を愛していたかは、遺言により、遺族は
故人への献花の代わりに「リトルロック協会」への寄付を呼びかけている、
ということからもうかがい知れるというものです。
アメリカには、維持費が集まらずに、廃艦の危機を迎える歴史的軍艦、
わたしがボストンで見学した「セーラム」のように、寄付を呼びかけるも
うまくいっていない艦、スクラップにされてしまった艦が多数あります。

「リトルロック」は、社会的に大成功を収めたかつての乗組員が、
このスワテク氏のように、並々ならぬ愛情と熱意を持って、
その地位とコネクションを使って存続を実現させた数少ない例と言えます。

■ Mk.V ガスマスク


マークV防毒マスク

ネイビー・ダイアフラム(NAVY DIAPHRAGM / ND)マークV防毒マスクは、1957年に米海軍の洋上部隊のために実戦配備されたもので、プラスチック製の単眼バイザータイプの接眼レンズを使用していた。
Mark Vはレンズが広いため視野は広いが、曇りやすい。マークVマスクの面体には、2つのClフィルターディスクキャニスター、スピーチダイアフラム、排気バルブがある。
調節可能な5本のストラップ付きラバー製ヘッドハーネスにより、快適かつガスタイトなフィット感を提供。NDマークVガスマスク用のグレー、
またはカーキ色のキャンバス製キャリングバッグには、
腰にフィットするベルトが付いている。
マスクに加え、小型の金属製容器に入ったM13人員用除染キット1個と、M5/MSAl保護軟膏キットが収納されている。後者は綿布と3本の保護軟膏からなる。
フィルターキャニスターが2つあることで、保護性能は向上するが、その分、吸入抵抗が大きくなる。
つまり、通常の作業条件下で呼吸するためには、より多くの努力が必要となるということである。

ちなみにダイアフラムという言葉そのものは、横隔膜を意味します。


6"/47 CALIBER NAVAL GUNBRASS POWDER CASINGSTORAGE
CONTAINER ANDPROJECTILE6"/47口径 海軍砲 真鍮火薬薬莢 収納容器 及び発射薬

砲(海軍では『ライフル』と呼ばれていた)は、150ポンドの砲弾を
13マイルの距離から地上および海岸の標的に発射することができた。

仰角41度での最大射程は14.5マイル。
砲弾の重量は様々で、徹甲弾の重量は130ポンド、
高容量砲弾の重量は105ポンド、耐久砲弾の重量は105ポンドであった。

弾薬は半固定式(semi-fixed、砲弾と火薬ケースは別々)。
これらの砲の火薬ケースの重量は105ポンドであった。


おそらく上の写真に写っているのと同じ砲の写真です。艦内の見学を終わって甲板で撮りました。
マーク16が搭載されたのはUSS「ブルックリン」「ファーゴ」、
そして「リトルロック」の「クリーブランド」級の計38隻です。
「クリーブランド」級は、四つの三連装砲塔に12門の砲を備えていました。

上の写真に見られるように、主に三連砲塔に搭載され、
基本的に対水上を目標とする設計がなされています。
■ ロッカーと思ったら・・・


一日でいくつもの軍艦を巡らなければならなかったこの日、
先を急ぐあまり、このロッカーがただのロッカーでないことを、
薄々わかっていながら近づいて点検することをしませんでした。

後から写真をチェックして、猛烈に後悔しています。



そのうち三つのロッカーには、「OPEN ME」の表示。
中から灯りが漏れていて、開けると何か展示があるようなのですが、
あまりに急いで通り過ぎたので、チェックしませんでした。



左上は、この窓から中を除き、下のボタンを押すと、
おそらく何か映像を見ることができる仕掛けでしょう。

「組織」「艦隊でのルーチン」「特別な場所」「イベント」

のボタンを押すと動画が見られたのかもしれません。
こちらは「Crew」(乗組員)であり、



こちらは「THE SHIP」なので、おそらく艦全体についてです。
もう少し心に余裕があれば、立ち止まってチェックできたのに・・・。
■ 主推進プラント

これも大変残念なのですが、大事な展示なのにボケてしまいました。
ガラスに取り替えてある扉越しに撮った写真がこれです。



プロペラ(スクリュー)を動かすためのプラントの一部です。



推進システムについて説明があるのですが、
フネの形が縦なのでちょっと横にしてみました。
説明は「メーコン」「リトルロック」勤務だった元機関士官によるものです。

【メイン推進プラント】

クローズド・サイクル推進プラントの流れこのプラントでは同じ水が繰り返し使用される
ボイラーを出た水は過熱蒸気となってタービンに送られ、そのエネルギーはタービンのシャフトを通して機械エネルギーに変換され、減速(Red'n)ギアを通って船のプロペラを回す。

排出された蒸気はタービンの下にあるメインコンデンサで凝縮される。その後、脱気(DA)給水タンクに汲み上げられ、ボイラーへの給水となる。追加の補給水は、メインコンデンサーを経由してサイクルに導入される。
エンジニアリング・スペース消防室 (2)ボイラーは2階建てで、最大634psiの圧力で運転され、
予熱された燃料油で供給される複数のバーナーに
強制通風空気圧を使用して、約360度の過熱(850度)の蒸気を発生させる。アップテイクには、ボイラーテンダーが空気供給を調整するために
煙を監視するための潜望鏡が装備されている。
ボイラー水は脱気(DA)フィード・タンクから供給され、
上層階に配置されたボイラー・テンダーが常に水位を監視する。
エンジンルーム (2)スロットルとゲージボードは、上層階にある高圧(HP)タービンと、
低圧(LP)タービンの制御と監視を行う。
主減速機は両階にあり、主潤滑油フィルターは下階にある。

メインコントロール:当直機関士官のステーションは前部機関室にある。4つのプロペラの回転数、重要なバルブの位置、蒸気圧が表示される。
ブリッジや他の重要なエリアとの直接通信が可能である。
注釈各エンジニアリング・スペースは3つのレベル
(ファースト・プラットフォーム、セカンド・プラットフォーム、ホイド)
に分かれている。図面は縮尺通りではない。蒸気ラインは描かれておらず、水道ラインも描かれていない。
作成者ジョン・R・ロバーツ(USS『メーコン』(CA-132)乗艦B師団士官
USS『リトルロック』乗艦M師団士官、1959-1952)

続く。

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