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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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猫の友情

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わたしが日本を留守にし、餌の供給が滞っていた夏の間に、
「すずめ食堂」が近隣在住のクロネコに乗っ取られた、という話をしましたが、
その後も順調に猫の侵略は続き、テーブルの上にお米を乗せておいても
スズメは全く近寄らなくなってしまいました。

一度ベランダの手すりにこわごわとまって様子を見ていましたが、
やはり猫の気配があるのか、テーブルには近寄らず。

黒さんも(いつの間にか名前つけてるし)毎日来るわけではないのですが、
長いときには一日何時間もここで休み、毛繕いなどしてくつろいでいるので、
スズメどもはいなくなりスズメの代わりに閑古鳥が鳴いていました。

誰がうまいこと言えと。

寒くなってからはとんとお見えになりませんでしたが、この黒さん、
晩秋くらいまでは定期的に来てテーブルで寝ていたようです。
わたしが家に居るときもそのスケジュールを変えるではなく、
内側でわたしが作業をしていても全く平気。

一度、テーブルで寝ているときに煮干しを出してやると喜んで食べ、
少し頭をなでさせてくれました。



それはいつものように黒さんがお見えになっているまったりしたある午前中のこと、
タイマー作動によって掃除機ルンバが作動しました。
最近このルンバを、調整に出したところ、アップデートされて帰ってきました。
帰巣本能がアップしたらしく、帰れなくなってどこかでのたれ死に、
ということがあまりなくなったのはめでたいことなのですが、
なんだか前には言わなかったようなことをペラペラとしゃべるようになって、
かすかに

「しばらく会わなかった人がうざいキャラに変わっていた」

という感じがしないでもありません。

それはともかく、このルンバが黒さんの寝ているベランダ近くを掃除し始めてすぐ、



黒さん興味しんしん。



「ほおおおお〜〜」

って感じで熱心に眺めております。



前にやってきたときにはもちろんのこと、



去っていくルンバを、眼を丸くして見送っておりました。



因みに、先日TOがマンションの総会に出て、他の住人から聞いて来たのですが、
実はこのクロネコには「1号」と「2号」がいて、
野良猫なのだけど、近隣住民が可愛がってあっちこっちで餌をもらっており、
この辺の外猫状態なのだということがわかりました。
夏に撮った写真は雌でしたが、こちらは雄なのでもしかしたら別猫かもしれません。



その後、あの大雪の日に黒い毛に粉雪を乗せた黒さんがやってきたので、
つい哀れを感じ、(自分が怪我で弱っていたせいもあったかも)
煮干しをあたえ、それからというものちょくちょくおねだりに来ました。

わたしは怪我療養中で家にこもっていたこともあって黒さんが来るとき、
家にいる確率が以前とは段違いに増えたのでいつのまにかそうなったのですが、
ある日黒さん、友達を連れてきました。



これまた毛並みのよい大きな雄の雉子猫で、黒より若い感じです。



猫が同性の友達を連れて来て「餌を分け合おうとする」ということに
すっかり感激したわたしは、この雉子にも黒さんの顔を立てて?煮干しを振る舞ったところ、



二匹でやってきては我が家のベランダのテーブルでくつろいでいくようになりました。
雄同士なのに並んで寝転び、時折相手をなめ合ったりしています。
仲良きことは美しきかなと目を細めて見ていたら、先日、

黒さんの上にまたがり、首を噛もうとする雉子を目撃してしまいました。

君たち・・・・。






 


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