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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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アメリカ最後の日と帰国 鶴丸新型機に乗った

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長いアメリカでの滞在もあっという間に終わり、西海岸に別れを告げる日がきました。



最後の日に日本で必要なものを買いに出て見つけたフィアット。
ドアミラーだけが赤いのがまるで耳のようでかわいい!



最後にどこを見ておこうか、ということになったとき、
やはり足を向けてしまうのがゴールデンゲートブリッジ。

こちらで観た最新作「ターミネーター・ジェニシス」によると、サイバーダイン社は
この付近に会社があったことになっていて、シュワルツネッガー扮する旧型ターミネーターと
サラ・コナー、カイル・リースとその追っ手がカーチェイスの末、
乗っていたスクールバスがこのブリッジから下に落ちたりします。

しかしあのシーン、昼間だというのに、橋の通路に観光客が一人も人がいないのが
嘘っぽーい、と思いました。
平日でもなんでも、昼間のゴールデンゲートブリッジに人がいないなんてありえません。

今見えている右側の通路は観光客は立ち入り禁止部分です。



ゴールデンゲートの近くの「プレシディオ」も最後に立ち寄りました。
昔、スペイン人が入植した地域で、その後米西戦争によって
彼らが追い出されてからも、その町並みにはスペイン風の名残りを残します。
この部分はいわば「路側帯」で、広大な緑地が広がっています。



同じような建物が続きますが、ちょうどこの右側は
ウォルト・ディズニー・ミュージアムです。
今年の夏は特別展として「ダリとディズニー」というのをやっていました。

ダリとディズニーの関係は、ダリとウォルト・ディズニーの兄が、
アニメを作ろうとして途中で終わってしまったことがあるというもので、
2003年とつい最近、ディズニーの甥がその部分を基にしてアニメを完成させました。

 Walt Disney's & Salvador Dali - Destino 2003 (HD 1080p)

若い女性がダリの絵のような背景を彷徨うというもので、
はっきりいって7分は長いと思いますが、まあ意欲作ではあります。
個人的にはダリみたいな人たちが皆頭にフランスパンを乗っけて
自転車に乗っているシーンがウケました。
企画展を見ることはできませんでしたが、だいたいこのアニメを中心に
展示が行われていた(セル画とか)のではないかと推測されます。




ディズニーミュージアムの反対側。
こちらがゴールデンゲートブリッジの方向になります。
この辺りには珍しく、風は強いもののそう寒くありませんでした。



クリッシーフィールドに降りてみようということでここに向かったのですが、
イベントがあったため付近の道路は大変な混雑となってしまっていました。
後で調べたら、バドワイザーの提供によるコンサートだったそうで、
バドのテーマカラーである赤と白のテントが並んでいます。
おそらく、ビールがバンバン振舞われていたりするので、
車で来る人はあまりいなかったと思うのですが、それでも周りは大渋滞。 

最後にクリッシーフィールドからブリッジを眺め、その後行きつけの
ブーランジェリで軽く夕ご飯を食べようという案は、
どちらもが残念ながら不可能に終わりました。
ロンバードストリートのくねくね坂道を降りようとする物好きを含め、
ものすごい数の車がこの一帯に 集結していたからです。

わたしたちは車からほとんど降りないままホテルに戻り、9時にチェックアウトしました。
なぜかというと、飛行機の出発が夜中の1時55分だったからです(爆)

 

深夜に出発して成田に朝の4時に着く便なんて誰が乗るんだと思ったら、
なんとこれが満席だったようです。
そして、こんな時間の便なのに、というかこんな時間の便だからか、
仕様機は新型で座席がコンパートメントスイートのタイプでした。



話には聞いていましたが乗ったのは初めてです。
一人の居住スペースがパーティションで区切られていて、
独立した部屋のようにくつろげるというもの。
上の写真は立って撮った写真ですが、まるで会社のコンパートメントみたいです。
わたしの席は5列のちょうど真ん中(写真で黒く写っている部分)になりました。



席に座って自分の正面を撮ってみる。
何よりありがたかったのは、座席が完璧なフルフラットになることで、
少しでも寝台が傾いていると寝られないわたしが熟睡しようと思ったら、
ファーストクラスに乗るしか方法はなかったのですが、それもこの座席なら可能です。

座席をフルフラットにすると、ちょうど足の部分がテレビの棚のところと
同じ高さになり、背の高い人でもここに足を収納すればOKの仕組み。

そして、嬉しかったのが、睡眠用の「ウェーブマットレス」が各自に用意されていて、
上の棚から出して座席に敷けば、わりと本格的なベッドの寝心地になること。
寝る時のコンディションにやたら神経質なわたしには、嬉しいサービスです。
おかげでこれまでの人生で初めて(こんな夜中の便に乗ったせいもありますが)、
西海岸からの便でまとまった時間、熟睡することができました。



隣との仕切りは壁の上げ下げによって解放したり閉じたりできます。
これは息子の席の画面で、座席の位置が横一列に並んでいないため、
わたしの位置からは、隣が何を見ているかわかりますが、向こうからはわかりません。
仕切りはフライト中にのみ上げることができ、
離着陸体制のときは自動的に下がって解放状態になります。




そして壁のシールにご注目。
なんと、機内でインターネットができるようになったのです。
モニターでカード支払いをすれば(忘れたけど16ドルくらい)、
飛行中ずっとオンライン状態にしておくことが可。

ちらっとページを開けてみたところ、ホテルなどよりずっと通信速度が速く、
これは作業がはかどりそうだなと思ったのですが、残念ながら
搭乗した時間が時間なので、席に着いた時にはもう眠くて朦朧としていました。



国際線というのは出発時間に関わらず離陸の1時間後くらいに食事を出してきますが、
夜中の2時に出発する便で、まさかそんなことしないよね?
と思っていたらやはり、食事はこの「リフレッシュメント」と「朝食」だけ。

頼みたい人は手元のスマホみたいなコントローラーでメニューを選択し、
ボタンを押せばオーダーがギャレーに送信され、持ってきてくれます。
わたしはフルフラットのせいか、珍しく爆睡していて知りませんでしたが、
息子はいつの間にかカレーを頼んで食べたそうです。

映画の選択も、CAを呼ぶのも、機内販売もコントローラーで可能、とあります。

わたしは今回の旅行の記念に、先月の予告の段階から目をつけていた
パスポートケースを購入することにしました。
コントローラーを操作してもなかなか「機内販売」のページが出ないので
(工事中だったみたい)悪戦苦闘していたら、乗務員が

「機内販売はいかがっすかー」(東南アジア系の男性クルーだった)

と通り過ぎたので、呼び止めて普通に買いました。(−_−;)



今までのパスポートケースはもうボロボロだったので、交換です。
ティファニーブルーといわれるこの色が気に入って、名刺入れにも同じものをつかっていますが、
さらに嬉しいことに、鶴丸カードで支払えば免税価格からさらに一割引!



着陸の2時間半前には朝食がサービスされました。
洋食か和食が選べたので、「機内で和食は食べない」という飛行機業界の中の人、
ハーロック三世さんのお言葉を思い出し、当然のように洋食にしました。

最初にフルーツの盛り合わせを持ってこられたのは大いに謎でしたが、
それが「前菜」というつもりだったのかもしれません。(普通デザートですよね)
サラダにポーチドエッグ、小さなキッシュが二つ、というメニューです。

せっかくのメゾンカイザーのパンがレンジで温めたため台無しになっていたのが残念。


さて、というわけで朝の4時に羽田に到着。
現地の気温26度、というので少しホッとして機外にでたところ、
むわーーっと湿気が襲ってきたので思わず「暑っ!」と声が出ました。
そして空気の乾燥したサンフランシスコから日本に帰って来れば感じるところは皆同じ、
後ろに続いて降りるひとたちは、ほぼ全員が一歩外に踏み出した途端、
「うわ」とか「わー蒸し暑い!」とか口々にうんざりとしたように言っています。

時差ぼけとともに、西海岸から帰ってくると、これが体にこたえるんですよね。


というわけで、東海岸と2往復し、さらにはその間台湾にも行き、
ボストンからニューヨークまで車を運転したわたしに、また新たな試練が。
そう、総火演と翌日の花火大会です。

いったいどうなるわたし?

 


 


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