アメリカから帰国してまだ時差ぼけもそのままである状態で、
(毎年同じこと書いてるなわたし)総火演の予行演習に参加してきました。
例年、アメリカから帰国してくると見舞われる時差ぼけですが、だから困る、
ということではなく、9時に眠くなって4時頃に目が覚めてしまうというという、
むしろ大変イベント参加にはありがたいサイクルとなっています。
しかしさすがに3時半に目覚しをかけて寝るのは初めてで、緊張のせいか(笑)
すぐに寝付けず、大変辛い目覚めとなりました。
我が家から総火演の会場までは順調にいけば2時間弱。
去年は御殿場駅前にホテルを取りましたが、今年チケットが手に入ってから調べたところ、
近隣ホテルはすでに全て満室。
ようやく見つかったホテルは現地まで1時間ということだったので、
それならば1時間くらい早く起きれば同じこと、と思ったわけです。
(結果的にあんまり同じじゃなかったんですけどね)
今回、当初いただいたチケットは22日でした。
実は、我が家がこの時期参加することになっている大曲の花火大会と重なっていたのですが、
わたしがそれを23日だと勘違いしていて、手配してくださった方に
そのようにお願いしてしまったのです。
チケットを発送するという連絡をいただいてすぐそのことに気づき、
平身低頭してかわりに取ってもらったのがこの日のチケット。
快く別の日に手配してくださったとはいえ、グレード的に
もしかしたら最初のチケットならばいろいろと「上」だったのかなあ、と・・・。
まあ、それも酸っぱいブドウというやつかもしれませんが。
さて、当日3時半に起きて4時すぎには出発しようとしたわたし。
前日何もかも用意しておいたのですが、凍らせたサンドイッチを入れたり、
水をボトルに入れたりは出かける直前にしなければいけません。
アメリカで買った新しいボトルに水を詰め、蓋をしてカバンの底に入れ、
さて、出かけようと持ち上げた途端、ハッとしました。
カバンの中が水浸しなのです。
本日の御殿場の天気は雨。
Siriさんにお伺いしたところ、(わたしのSiriさんは男性)そうおっしゃるので
「嘘ー」
というと、
「残念ですが嘘ではありません」(キリッ)
と返事をしたのでわたしは雨具の用意を万全にしていました。
しかし、まだ一歩も外に出ていないのにカバンの中はすでにびしょ濡れ。
ううううバカバカ、わたしのバカあ〜!
自分で自分を罵りながら涙目で中の水を出し、タオルで中を拭いて、
すっかり水を吸った駐車許可書(ダッシュボードに置く)を外に出し、
ついでにチケットをひょいと横に出して、
わたしはそのままあわてて飛び出しました。
時すでに5時少し前。
高速の入り口に近づいた時に、嫌な予感がしてカバンを探ると
ない。チケットがない。
ううううバカバカ(略)
自分で自分を罵りながら車をUターンさせ、チケットを取りに帰り、
結局そんなこんなで予定より40分は遅れて現地に到着したのでした。
さて、最近、当ブログでは、去年の総火演ログへのヒットが大変増えています。
同時に大曲花火のページもよく見られているようで、どうやらどちらも
イベントに参加するに当たって、情報収集しようという人たちがやってきている、
ということが日々よくわかるのですが、今日のエントリもどちらかというと、
そういう人たちへの情報提供といった観点からお話ししておきますね。
駐車場付きのチケットを持っておられる方、そこには
「中畑」「高畑」「海苔川」などの表記があると思います。
去年いただいたチケットはバスに乗らなくてもいい駐車場だったのですが、
今年は「中畑」で、駐車場の一隅からバスが出ているのでそれに乗りました。
広大な駐車場(というか空き地ですが)がこのようにいくつも用意されており、
そこには何人もの自衛官が配備されていて案内してくれます。
中畑から会場近くの降車場までは10分以上かかりました。
降りたら降りたで、会場まで長い長い列ができています。
この列は青いチケットのスタンド席に並ぶ列。
赤とか紫とかのチケットの人は真ん中です。
青のEチケットというのは一番端っこのスタンドか、
あるいは前面シート(地べたですね)のどこに座ってもかまいません。
スタンドに座りたい人は並びますが、地面でよければ左の通路を行けばいいのです。
わたしは去年地面に座りましたが、今年は出足が遅れてしまったし、
雨も降っているので、最初はスタンドに座ろうと思い、この列に並んでいました。
しかし、そのスタンドというのがあまりにも端っこで(笑)、
おまけにいつになったら座れるのかというくらい皆が並んでいるので、
すぐに業を煮やして(笑)前面シート席に行くことに決めました。
雨具の用意を万全にしてきたので、それでもいいや、と腹を括ったのです。
ここはB席で、Eチケットはこのずーーーーーっと向こう。
わたしはこの『B』を見て、スタンド席に座ることをきっぱりと諦めました。
ところが不幸中の幸い、この日は1日激しい雨が予測されていたため、
最初からシート席に座ろうという勇者たちはそう多くなく、
散々時間を費やしてから来たわりにずいぶん前の方に座れそうです。
前面シートに座るのも、どこでも好きなところというわけにはいきません。
来た順にまず自衛官が人数を確認しながら横一列に後方で並ばせます。
そして、一列分の人数が揃ったら、黄色いロープを両側から持って渡し、
そのロープの前に座るようにという指示があります。
自衛官はこれを何回も何回も何回も繰り返して、会場に人を詰めていきます。
自由に座らせると混乱するしトラブルも起こりかねないので、この際、
見学者の要望の類は一切聞き入れられることはありません。
この辺りは自衛隊といえども軍隊調?と思ってしまったわたしでした。
で、結局座ったのはこんなところ。
まあ確かに去年の二列目には及ばないけど、出遅れたわりにはまあまあ?
とりあえずたまたま通路側に座れたのはラッキーでした。
列の真ん中あたりなら、おそらく自慢ではないけど座高の短いわたしは、
まともな写真など何一つ撮れないまま終わっていたと思われます。
この前列の男性は、白レンズのカメラを2台持参で戦車を撮っていました。
やはりこういうレンズを使おうと思ったら一番前に座るしかないですよね。
もしかしたらこの人は開場前から道路で待っていたのかもしれません。
ご存知のように、会場では一切傘が使えません。
皆そのことを知っているので、それなりにカッパなどを着込んでいます。
わたしはというと、普通の服の上にゴアテックスの軽い素材のレインコート。
これだけでもコンビニのレインコートなど比べ物にならないくらい水を寄せ付けませんが、
その上に登山専門店で買った完全防水のつば付き野球帽をかぶり、
フードをかぶって、さらに写真の人が来ているのと同じ、自衛隊イベントで買った
ゴム引きのポンチョをあたまからすっぽり。
つまりフードは二重重ねです。
ほとんどの人たちが無防備なのがお尻の下でした。
前に座っていた子供は、ぬいぐるみのようなクッションをビニール袋でくるみ、
それに座っていましたが、これはなかなかいい方法だと思いました。
わたしはまず、シートの上にビニールのシートを敷き、その上に
もう一枚折りたたみ式のシート、さらにその上にクレイジークリークのチェア、
お尻が痛くないように膨らませて使うクッションを敷き、
ポンチョで全体をすっぽり包むように座ってしまいました。
これで上からも下からも全く雨水の浸入の余地なしで完璧!
カバンの中から物を探すときには、自分のポンチョの「テント」に潜り込んで
中でゴソゴソやればいいわけで、まあ確かに少し暑かったけど(笑)、
結果的に服も体も髪の毛も全く濡れず、背もたれのおかげで超快適にすごせました。
少し不便だったのがカメラです。
新兵器の望遠レンズを付けて、最後まで一度もレンズを取り替えず、
コンデジと併用したのは、天候が天候なのでレンズの取り替えができなかったからですが、
ポンチョの胸元からカメラを出し入れして写真を撮るのは大変でした。
それから、バヨネットフードが、こういうとき大活躍するのね。
とりあえず普通に撮っている限りレンズに雨はかかりません。
当たり前だけど、レンズフードって写り込みとかケラレとかを防ぐのみならず、
レンズを直接守る役目もするんだと今更ながらに知った次第です。
さらにこの場所は特に戦車の写真をとる範囲が狭く、
通路はこんな風に黄色いロープと白レンズの人が必ず写り込んで(−_−#)・・・・。
とにかくいろんな悪条件が重なってしまったので、今年はあまり写真の質に期待せぬように。
やはり雨が降ると人出が鈍るのか、去年とは埋まる速度が全く違います。
特別招待客スタンドのところにはほとんど人がいません。
招待用の席だと、どこに座ってもたいした違いはないので、
皆開演の10時ギリギリまで来なかったりするもんなんでしょうね。
というわけで、会場では予行演習も始まっていたりしたわけですが、
全くそれには触れないまま次回に続く!