シリコンバレーにあるショアラインパークで見た動物についてお話ししています。
さて、わたしが湖のほとりでリスにフォーカスしていると、目の端に動くものを捉えました。
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まさか・・・・!?
ジャックラビットです。
昼間にはほとんど出てこないので遭遇することも滅多にないジャックラビット。
去年はフェイスブックの近くの山で一度だけ見かけたのですが、
それもカメラを構える前に逃げてしまいました。
今年はかなり遠いせいか、こちらに全く気づかない様子です。
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高鳴る胸を押さえてレンズをのぞいていると、もう一羽が出てきて追っかけっこを始めました。
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とかなんとか言いながらとっさのことでレンズを調整することができなかったので、
いまいちアップにするとピントが甘いのが残念ですが、それでも
両者の個体差がよくわかるくらいには撮れています。
追いかけられているうさぎは三白眼、後ろは黒目。
ていうか、うさぎってこんなに顔にバラエティがあるものだったのね。
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後ろがメスで、しつこいオスを撃退しているという仮定を立ててみました。
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一旦追い払った後、追いかけていた方はくるりと向きを変えて・・・
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ピタリ。
これはもしかして追いかけておきながら誘い受け?
いわゆる一つのツンデレという形でしょうか。
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どうやら仮定は当たっていたらしく、ちゃんとオスは戻ってきました。
メスの背後に着いて様子を伺います。
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・・・が、
「いやだって言ってんでしょ?あっち行って」
「・・・・ちっ」
みたいな?
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「全くしつこいんだから!」
みたいな様子でオスの後ろ姿を睨むメス(たぶん)
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しばらく睨んでいたと思ったら、踵を返し、後ろの藪に消えました。
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と こ ろ が (笑)
こいつ全く諦めてないっぽい?
二匹がいなくなったのでメスの消えた藪の前を通り過ぎて、
もしやと思い振り返ってみると、オスが出てきていました。
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ストーカーのような表情でメスの消えたところを凝視するオス。
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で、改めてじっとしているジャックラビットの写真を撮ったのですが、
うーん・・・・可愛くない。全く可愛げがない。
なんか妙に表情が人間ぽいというか、不気味というか・・。
カリフォルニアの野ウサギは三種類いて、オグロジャックラビット(Black-tailed hare)、
オジロジャックラビット(White-tailed hare)、カンジキウサギ(Snowshoe hare)の3種類。
オグロ、オジロのジャックラビットがふつうジャックラビットと呼ばれます。
このウサギの尻尾は茶色なので「オグロジャックラビット」です。
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だいたいこの、目が怖いんだよ目が。
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そしてついでに失礼ながら下半身もアップ。
オスなのかメスなのかもこの写真からは判然としませんが・・・。
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しばらく佇んでいたジャック、諦めて?藪に戻って行きました。
写真をご覧になってもこのウサギの体長が大きいのがわかると思いますが、
実際にカリフォルニアに生息する野ウサギでは最大の体長となります。
だいたい45センチから大きいのになると60センチを超えるそうで、
この二匹はその中間くらいの大きさだったでしょうか。
これだけ大きいということは肉もたくさんあるということで、
しかも徹底した菜食しかしないため大変その肉は美味しいらしいので、
カリフォルニアでは毎年結構な数、ハンターの餌食になっているということです。
農作物を荒らす害獣であるとすれば殺す大義名分もたつというものです。
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それにしてもジャックラビット、うさぎとして何が妙かというと、
この脚の長さって気がするんですよね。
もちろん後足が長いからこそ、うさぎは早く駆けることができるわけですが、
それにしてもこれはバランスが悪いというか、後足長すぎないか?
これだときっと下り坂はむちゃくちゃ苦労すると思う。
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というわけで、思わぬ収穫に興奮しつつ、先に進みます。
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湖から湿地帯に抜けてきました。
去年は水不足でここもカラカラに乾いていたものですが、少し復活しています。
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何より去年していた強烈な沼の匂いが少し軽減しています。
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鳥のためにわざわざ設えられたらしい木の柱の止まり木。
各木の上に一羽ずつ止まれる止まり木、これが本当の「お一人様専用バー」です。
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一本足と二本足。
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ただ、去年までペリカンの巣になっていたところは、水が減ってしまい、
カモメやガチョウの溜まり場に変わっていました。
大型のペリカンはどこか水深のあるところに巣を移してしまったようです。
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こうしてみると例年と変わらないように見えるのですが。
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よくみると、去年干上がっていた湿地帯は、一応復活しているようで、
水鳥の足跡が転々とつくくらいでした。
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カリフォルニアで普通によくみるカップルの形。
彼らはまず間違いなく、自分と同じようなタイプと付き合います。
どちらかがマッチョで片方がデブ、という二人はあまり見ません。
彼らは白人と黒人ですが、この取り合わせもあるようでちょっと珍しいかな。
ちなみに、特にこの辺りの若い男性(痩せて筋肉質の体限定)は、走る時必ず上半身裸です。
ボストンではあまり見ないので地域的な流行なのかもしれません。
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ペリカンに会えなかったのを残念に思いながら池まで帰ってくると、
さっきはいなかったダイサギが出勤してきていました。
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少し離れたところにはイグレット(小サギ)もいます。
写真に撮るとわかりませんが、両者の大きさは三倍くらい違います。
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さて、そろそろ帰ろうと出口に向かって歩いていく途中で見たこのリスさん、
何かを一生懸命食べていたのですが・・・、
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わたしが立ち止まってカメラを構えていると、食べるのをやめました。
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そしてずんずんこちらに向かってキタ〜!
この後目の前の足元で立ち上がってくれたのですが、急なことでピントが全く合いませんでした。
なんだったんだろう・・・・。
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そして、一番最後におそらく先ほどのどちらかだと思うのですが、
一匹だけでひょこひょこと走っていくジャックラビットを発見。
うーん・・・・・・・・結局フラれちゃったわけかな・・・・・。
また来年ここにきて彼らと遭遇できることを祈って、
わたしはこの後シリコンバレーを後にしました。