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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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クリスマスのターキー・レシピ

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少し画像が大きすぎましたかね。

というわけで、今年もクリスマスにターキーを焼きました。
去年、mizukiさんのレシピに忠実にやってみようとして、
そんなつもりはないのに、結果、抱腹絶倒のドタバタ劇となってしまったわけですが、
今年は、去年の轍を踏むことなく、慎重にことを運んだつもりです。

その甲斐あって、冒頭画像のような素晴らしいクリスマスのごちそうに!
先に結果からご報告しますと、お味も大成功でした。

今年は、去年いただいたmizukiさんのレシピと並行して、
その過程をご報告していきます。





まず、去年のコメント欄でmizukiさんのレシピの部分を出して来て、
キッチンにセット。 
慎重でしょ? 


●実家のレシピをご紹介いたします。
ターキーは冷蔵庫で一週間くらいかけてラッピングのまま解凍します。



今年も紀伊国屋で、一週間前にターキーを買っておきました。
紀伊国屋はアメリカ産の大きいのと、このフランス産の小さいの、
二種類を仕入れていて、去年と同じく小さい方を選びました。
気になるお値段ですが、この大きさで2800円。
家族三人で食卓を囲み、スープに、残りをチャーハンにと三食分は活躍するので、
このお値段は決して高いものではありません。

小さいので、解凍時間は冷蔵庫に三日で十分でした。

●前日にラッピングを開き、ドリップを捨ててペーパータオルでよく水分をふき取ります。
中の水分も良く拭いて、ペーパータオルで覆ってラップをかけて再び冷蔵庫に。



解凍時間が短かったので、この過程はさっくり省略しました。(てへぺろ)
朝、こういうところに置いて血が滴らなくなるまで放置。
その後、ペーパータオルで丁寧に表面を拭います。

というところで、いきなり気分転換に一息ついて休憩。



考えたら朝ご飯も食べてなかったんだわ。
いつも朝ご飯代わりの紅茶をここでようやく淹れることにしました。
今日はマリアージュ・フレールの「ウェディング・インペリアル」にします。



卵形のストレーナーに茶葉半分。



いつもは甘み無しですが、今日はマヌカハニーを入れることにしました。



アメリカでも愛飲しているイーデン社の豆乳を投入。
カップはこの夏アップルの本社で買ったものです。
あまりちゃんとした品質ではないらしく(中国製ではないけど)、
リンゴに早くもヒビが入っています。



●さて、いよいよロースト当日ですが、焼く1時間くらい前に冷蔵庫から出して室温に慣らします。
岩塩とブラックペパーをまぶし、中にもしっかりと。



こういうのを見ると、Mr.ビーンをやっぱり思い出してしまうのだった(笑)
たっぷりと塩胡椒を振りかけます。

ところで、料理開始前、キッチンのストックにこんなものを見つけました。




無印良品のローストチキンソース。
本来、チキンとこのソースに漬け込んで焼くもので、
無印良品というのは最近こういった「お料理便利シリーズ」を次々と出しており、
わたしは取りあえず新しいのを見るとどれも試してみます。
ここの食品には、「アミノ酸等」がないので、その点安心。

今日のターキーにはこの市販のソースを使ってみることにしました。



刷毛でペタペタ。
まんべんなくカバーし、残りは全部内部に塗り塗り。

さて、塩こしょうに加え、ニンニクベースのこのソース。
今年はどんなお味になりますことやら。



背中が上でよかったんだっけ。



それともこっちだったかな。

去年は、デロンギのピザオーブンに入れようとしたら小さくて入らないことに
直前に気づいて、急遽家に備え付けてあった古いオーブンを使いました。


「あたかも戦艦ミズーリを使うことを決意した『バトルシップ』の主人公のように」


とそのとき表現したくらい、古色蒼然たるオーブンでしたが、この夏、
戦艦ミズーリのドアがついに外れてしまい、退役。
買い替えを余儀なくされた我が家は、「ヘルシオ」というウォーターオーブンを購入。
前のオーブンがミズーリなら、こちらは最新鋭イージス艦みたいなものです。

しかし、オーブンを使うような凝った料理をせずに日々の料理をてきとーに作っている
「手抜き主婦」のエリス中尉、オーブンとして使用するのはこれが初めて。

「失敗するとしたらオーブンの使い方だと思う」

とmizukiさんには一応言い訳をして予防線を張っていたつもりですが、なんとびっくり。




科学の進歩とはなんて素晴らしいのでしょうか。
このオーブンのメニューにはちゃんと

「ごちそう焼き物」

というメニューの火加減がインプットされておりました。
ごちそう焼き物、それはまさに「鶏の丸焼き」のことなのです。 
オーブンを前もって暖める必要もなく、ただタンクに水を入れ、
時間をセットして(22分だった)トリを放り込むだけ。

この「ヘルシオ」ですが、「ヘルシー」、つまり減脂、ビタミン保持、
あらゆるパターンを想定してメニューがインプットされています。
「減る塩」というその名の通り、どういう仕組みか分からねど減塩する機能もあるというのですが、 
必要最小限の料理しかしないエリス中尉にとってはわりと猫に小判。
機能のほとんどを使うことなく今日まできたわけです。

なんと勿体ない・・・・・。


でも、たぶんこれからもそんなに使わないんだろうなわたし。





いよいよ焼きます。




首っ引きになるとおもわれたオーブンの解説書(ドアに映り込んでる)は、
メニューを設定する方法を確認するだけに終わりました。

まるでSFものの未来の家庭で料理をしているシーンみたいです。
ぴぴぴ、とボタンを押せば、もうオーブンは仕事を始めていました。

mizukiさんのレシピには

●天板にお湯を張り、ブレストを上にしてターキーがぬれないように網に載せ、
ついでにポテトも周りにずらりと。
溶かしバターを万遍なくかけて、余熱で暖めたオーブンに!

●ターキーは、途中で何度か溶かしバターをかけてあげます。
大きさにもよりますが、1時間ほど焼いたら、裏返して40分、また裏返して20分、
大体2時間くらいで焼きあがります。

とあるわけですが、そもそもこのオーブン、ロックがかかり途中でドアを開けることができません。
わずか22分の間、ひたすらオーブンが仕事をし続けるためです。
勿論、完璧にこげないような「火加減」がセットされていて、途中でひっくり返す必要もありません。


●ターキーの中に、ネック、砂肝、レバー、ハートが処理されて入っていますので、
これらを出してグレービーに使います。
焼けるまでの間にグレービー作りです^^玉ねぎ、セロリ、ニンジンを小さく切り、
とっておいたネック、レバー、砂肝、ハートと一緒にバターで焦げないように炒めます。


 

ネックは固くて刻むことは出来ませんが、煮込むと跡形もなくなります。



グレービーの野菜はタマネギと人参。
セロリは買うのを忘れました。 

お湯を注ぎ、コトコトと煮ていきます。



ここで、相変わらず手抜きに走るエリス中尉。
圧力鍋で否が応でも食材を短時間で煮込んでしまうという暴挙に出ます。
ターキー本体がたった30分ほどで焼けることが分かったので、
こちらも時間を短縮する必要があると思ったからです。


ターキーがオーブンの中、ソースは圧力鍋にお任せ。

●そうそう、ターキーに刺さっているターキーピンはあてになりませんので、
はじめに抜いておきましょう。
ピンが飛び出すまで焼くと、とても悲しいターキーになります^^;

最初のパッケージの写真の横にピンが写っていますが、これは最初から使えませんでした。
一応ちょっと刺してみることも考えたのですが、そもそも

どこに刺していいかわからなかったのです。


●腿の内側にお箸をさして、透き通ったジュースが出てくれば出来上がり。


・・・・腿の内側?
腿って・・・・



ここかな?
何か脇の下みたいに見えるけど・・・。

うん、一応焼けたみたい。



完成じゃあ!

左手・・・じゃなくて左の手羽がなんか怖いことになっている・・・。

そしてジャガイモが殆ど生のように写っていますが、生です。
ジャガイモを最初に入れるのを忘れていて、今置いたばかりだからです(爆)

ターキーはこの時点でしっかり焼けていたので、ジャガイモは
グリルオーブンの方に移動願いそこで焼くことにしました。

●できあがったターキーはホイルで覆って10分ほど休ませると、
切っても肉汁が流れずにジューシーです。

この過程もするのを忘れました。
しかし身を切っても肉汁は全く流れなかったので、このターキーには必要なかったと思います。
去年も思いましたが、アメリカのターキーよりこれは脂肪分がさらに少ないみたいなんですよね。


●さてさて、天板にはバターとターキーのジュースがたっぷり!
これをネックたちを取り出したストックに混ぜ、バーミックスでギュンギュンとすりつぶしていきます。
ニンジンや野菜がちょうどいいつなぎになりますが、
とろみが足りないときは水どきのコーンスターチを加えます。
塩で味を調えますが、お醤油を数滴混ぜるのが母の裏技^^
あっという間にグレービーの完成です!



バーミックス(もどき)ですりつぶし中。

水分を多めにしたのですが、これはこれで大変美味しかったので、
つなぎは無しでこのままかけることにしました。



フランス産のターキーはあまりぼてっとしていないせいか、
こういう風に置くと、いかにも

「よーい、ドン!」

で駆け出して行ってしまいそうですね。



グレービーも出来上がり。
さあ、いよいよ切り分けていただきます。

●さあ、ここからはTOさんの出番です!^^



はい、ちゃんとTOが切り分けてくれましたよ!
付け合わせはなんとか間に合った(というか少し焦げた)ポテトと、アリコベール。
グレービーの味付けは殆ど何もせず、塩こしょうだけでしたが絶品となりました。

 

オーブンの使いかたも、簡単で間違えようもなく、あっという間に美味しいターキーローストの出来上がり。
去年のクリスマス、春先に一度チャレンジしましたが、
間違いなく今回のターキーが一番美味しく出来ました。

・・・まあ、わたしがやった、というよりオーブンがやってくれた、って感じですが。



食後の紅茶は、戴きものの「梅の紅茶」を淹れます。



クリスマスケーキをデザートに戴きました。
ケーキの土台の色が濃いのは、小麦粉が「全粒粉」だからです。
漂白していない小麦粉でケーキを作ってくれるのは、今のところここしか知りません。

口の中で雪のように溶けてしまう軽いクリーム、そして、
小麦の味わいのあるスポンジケーキ。
クリスマスにしか手に入らないのですが、このケーキが好きで、
ここ数年、毎年ここに注文しています。

そして、その日の夕食は、



残ったターキーの身を全て剥がし、刻んでナシゴレンを作ることにしました。
ちなみにエリス中尉、手抜き主婦なりにこだわっているのが「ご飯」。
うちには電気釜はなく、胚芽米を土鍋で炊きます。
画像の発芽玄米は圧力釜に水を張り、そこに小さな土鍋釜を入れて蒸気で炊いたもの。
こうして玄米を炊くと柔らかく、モッチリとした食感になります。



スープは勿論、ターキーのガラで出したものです。

ターキーならずとも、チキンでも、丸焼きというのは意外と簡単にできるものです。

なんといっても皆で囲む「ごちそう焼き物」の食卓は、話題も弾み、
美味しいだけでなく、とても楽しいものですよ。
 




 


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