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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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クリスマス IN ディズニーシー

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クリスマスの雰囲気が好きで、息子の学校が冬休みになってすぐ、
例年ディズニーシーにいくことが我が家の恒例行事となっています。
我が家と申しましても、この時期ただでさえ忙しい平時の2割増くらいで
忙しくなるTOがこれに参加したことは殆どなく、いつも母息子の二人連れです。

息子も大きくなって来て、そろそろ「母親とテーマパーク」という歳でもなくなり、
ここ一年は今回が最後かもしれないと毎回思いながら来るのですが、
先日、雨の降った平日に思い切って行ってきました。

朝起きると窓の外はいかにも冷たそうな雨がひっきりなしに降る最悪のディズニー日和。
しかし、我が家は、このような天気こそを歓迎するのです。
なぜなら、全日から予報は雨、平日、そして冬休み前。

こんな日はディズニーリゾートと言えども人が少なめで、
子供連れもおらず、ベビーカーの家族も激減します。
ディズニーシーはそれでもディズニーランドよりは「風情」を求めて
デートのカップルは多いですが、それでも「ガラガラ」という状態です。

「よし、行こう!」

号令一下、雨対策のために服装を整え、車に飛び乗ります。
着いたのは11時半ですが、パーク内の駐車場、しかも3階に停めることができ、

「やっぱり今日は空いてるみたい」

なかなかいい出だしです。にっこり。

 

雨といっても霧雨になることもあり、以外と傘なしで、歩く人が多い。
この4人はお揃いの合羽を買い込んでここで待ち合わせのようです。



ディズニーシーの好きなのは、写真の撮りがいのあるポイントが多いこと。
そういえばニコン1を買ってからシーに来るのは初めてです。
というわけで、本日も淡々と写真を貼って行きます。



対岸の人の少なさをご覧下さい。
これでお昼ちょうどくらいです。



キャッスルの「宝探しイベント」、「レオナルド・チャレンジ」。

今日も勿論やっていましたが、雨が降る中傘を差してうろうろするのは
誰しも好まないらしく、並ぶひとは一人もなし。
係員が所在なげにたたずんでいました。 



着くなりまず「センターオブジアース」のファストパスを取り、
お昼を食べることにしました。
さっそく「何食べよう?」の楽しい相談が始まります。

シーの場合、どのレストランもそれなりに美味しいのでいつも迷います。
ここのところ、息子がやたら中華に凝っていて、
いつもボルケーノのところの中華料理に行っていたのですが、
今日は趣向を買えて和食「サクラ」に行くことにしました。

お昼時なので、お店の前で列を作って30分くらい待ちました。
待っている間に周りを撮って時間つぶし。

今はiPadもiPhoneもあり、こういう待ち時間が全く苦にならなくなりましたよね。
周りの皆も、おしゃべりしていない人たちはこういうデバイスを見て時間を潰します。



わたしはずっと傘を差しましたが、息子はフードを被って一日傘無しで歩きました。
それでもたいして濡れなかったので、この日はいい感じに「人減らし」の雨となり、
わたしたち的には絶好の「ディズニー日和」となったわけです。
しかも、それほど寒くもなりませんでした。



やっと店内に入りました。
ここのシチュエーションは

「アメリカに移民した日系人がやっている和食のお店で、ニューヨークにある」

というもの。



「自分の氷を使って下さい」

これは、魚を仕入れる業者の道具のようです。



本当に使っていないと思いますが、扇風機。
写真を撮っていると

「この形は『隠れミッキー』なんですよ」

とウェイトレスさんが教えてくれました。
ディズニーシーは、造るときからいたるところに「ミッキーマウスのマーク」
をこっそり仕込み、「隠れミッキー」と称してそれを探す、
という非公開の「遊び」を編み出したのですが、これもその一つだと・・・。

まあ、そう見えないこともありませんが・・・・どうなんだろう。



お料理は、わたしも息子も即決でこの「チキン照り焼き」に決定。
このレストランでは昔(エントリにしたことがありますが)お正月に、
おせち料理を食べに来たことがあります、
このおせちが驚くほど美味しかったのですが、今日のお料理も非常に結構でした。
チキンが多かったので息子に二切れ食べてもらったくらい、ボリュームもあります。



「デザートいいや」

息子は言ったのですが、この


「きな粉のブリュレ」

という響きが気になって、一つだけ頼んで二人でシェアしました。
ちょうど真ん中にきな粉で線が引いてあるので分けやすかったです。
息子はとても気に入っていました。





レストラン外側。
ここから火山を望む眺めは、いつ見ても絵になります。




スィーツを売っているブースの屋根に、このような看板。
前にも説明しましたがしつこくもう一度。

「かみさんが掘建て小屋の前でメシを配っているが、
わしはここを回った後ろでエンジンを直してる」

で、後ろには





こういうのがあるのです。
ディズニーシーはいたるところにこういうちょっとした「仕掛け」があり、
ただぶらぶら歩いているだけでも楽しいので、カップルのデートに好まれるんですね。





寒そう・・・。




コロンビア号の方へ向かって歩くと、クリスマスツリーがあります。
ディズニーランド、もう30周年になるんですね。



ツリーの前には、列ができていました。
真ん前に立って写真を撮ろうとする人たちの列です。
キャスト(ディズニーリゾートでは従業員のことをこういう)が、
シャッターを押す係をしています。

自分の写真を撮ることにあまり興味のないわたしとしては、
どうしてそうまでして、とつい思ってしまうのですが・・。 




コロンビア号の前ではショーがありますが、その舞台もクリスマス仕様です。

 

最初にディズニーシーに来だした頃は、この「タワーオブザテラー」が工事中でした。
ちなみにアナハイムのディズニーランドには、やはりタワーブザテラーがあります。
わたしは一度一人で乗って、髪の毛が逆立つくらい恐怖を覚え、それっきり乗っていません。

ジェットコースターなら平気なのですが、これはフリーフォールで、
もう、筆舌に尽くし難い感覚です。







このあと何かイベントがあるせいか、連絡船はお休み。

知り合いの方の息子さんがこれの操縦をしていることをこの間知りました。
なんでもそのお宅はディズニーの年間パスポートを持っていて、
その息子さんも小さいときからリピーターだったわけですが、
長じてディズニーリゾートに就職してしまうくらいだとは・・。

しかし、ここのキャストと言われる人たちは、本当にディズニーが
好きで好きで仕方がない人たちなんでしょうね。

そうそう、思い出しましたが、今回、入場料金が値上がりして、
大人とジュニア(この区分けも前はなかったような気が)で、1万円を超しました。




コロンビア号をこの角度からちゃんと見たのは初めてかも知れません。

で、気づいたのですが、タグボートが今からコロンビアを押そうとしているんですね。
なるほど、そう言うストーリーがあったのか・・。




ケープコッドの灯台。
毎夏訪れるボストンからケープコッドまでは車で簡単に行けるので、
わたしたちもすんでいたときには何度か遊びに行きました。
お洒落なインや、クラムチャウダーなど、シーフードのおいしいレストランがたくさんあります。

ここにある灯台と同じ形のものもちゃんとあります。







ケープコッドの岬を泳いでいた鴨。
鴨なのに(笑)
この深い海の色は、どうやら着色しているらしいのですが、
さすがに鳥にいうことを聞かせるわけに行かないので、
鴨さんたちはおかまいなしにこういうところで集い、これが
潮水でないことをあらためて確認させてくれます。




ファストパスを取り、時間を待つ間、
いつも空いている海底二万マイルで時間潰し。




この向こうにあるフードコーナーの餃子は中々美味しいです。




これもどうやらクリスマスの飾り付けらしいのですが、
下にあるボタンを押すと、「ちゃりらり〜ん」と音が鳴り、
このゴミ箱と風船がキラキラ光ります。


「なぜ、ゴミ箱・・・・」


息子が悩んでいるので、わたしが勝手に解釈し説明をしてやりました。

「ディズニーランドは、お掃除をする人も『キャスト』なの。
お掃除する人も、この『おとぎの国』を演出するという役目を負っているの。
『モップで何を集めているんですか』と聞くと『星のかけらです』とか答えたりするわけ。
だから、ディズニー的にはこれは『ゴミ箱』じゃなくて『星のかけら箱』なのよきっと』
「そうか〜・・・納得」


それが正しいかどうかについて当方はいっさい責任持ちません。

さて、この日は、本当に何年かぶりでビッグバンドショーを見ることが出来ました。
入ってすぐ、「抽選コーナー」にいき、鑑賞のチケットが当たったのです。
今まで何度もトライしてきましたが、このシステムになって当たったのは初めてです。




ここにショーの宣伝がありますね。

いやー、凄かったですよ。
息子が友達と直前にiPodでおしゃべりしていて、
「トランペットの人がM(同級生)の先生なんだって」
という話をしていましたが、ビッグバンドは全員日本人、
しかし、メインのダンサーと歌手は本場物です。

本場物と言っても、失礼ながら日本の東京ディズニーくんだりに来ているくらいですから、
本国では超一流というわけでもないのでしょうが、やはりアメリカとは
エンターテインメントの先進国だけのことはあります。

全員、巧い!

まず、アフリカ系と白人の男性歌手が出て来て

「スイングしなけりゃ意味がない」

に始まり、そして、女性歌手とダンサーが加わって

「チャタヌガ・チューチュー」
「ブルース・イン・ザ・ナイト」

など、スウィングジャズの名曲が次々と演奏されます。
わずか35分のショーですが、後半はクリスマスの曲が中心、

そして、昔見たときにも感嘆した、ミッキーマウスのドラム。
これもう、本気でうまいんですよ。

ビッグバンドのドラマーとツインドラムで掛け合いをするのですが、
まず、あのマスクを被ってドラムを叩く、というのが
物理的に難しいんではないかと心配してしまいます。

え?中の人などいない、って?

そして、さらに驚いたのは、ドラムを叩きまくっていたミッキーが、
最後には皆と一緒にダンスをすることで、
どんな人が入っているのか・・・・あ、中の人はいないんですね。

ファストパスの時間が来たときには暗くなり、ショーが行われていました。






場所取りしなくても、橋の上から楽々通りがかりに観ることが出来ました。
大晦日に来たときには、人垣が何重にも出来ていた上、
立ち止まっただけでキャストに叱責されたものですが・・・。



さきほどドラムを叩いていたミッキー、こんなお高いところで、
ショーを仕切っています。
アメリカ人のミッキー(え?ミッキーは一人だって?)を観たときも思いましたが、
やたら動きがかっこいいんですよ。

ミッキーの中の人はバックステージでは「特別扱い」だそうですが、
やはり特別のオーディションが必要なんでしょうかね。

しかし、最近この「中の人」は、昔と違って全員女性になりつつある、
という話を聞いてしまいました。
理由がまたげんなりするのですが「セクハラだといわれるおそれがあるから」なんですって。

中の人なんていない!んじゃなかったのかよ〜(笑)



さすがはニコン1、こういう花火の渦巻きもちゃんと撮れました。
コンパクトデジカメだと、調整せずに写すと、こういうのは全滅でしたから。



しかも、感度もいい。
この景色はファインダーをのぞくと真っ暗だったのに、画像にするとこの通り。






雨粒が反射してちょっと幻想的な写真が出来ました。



360度ループ回転のジェットコースター、レイジングスピリッツも一回乗りました。





「眼鏡はダメ」ということになっていますが、息子は何も言われません。
眼鏡を取ると何も見えなくなる人もいるからですね。



360度回転するとき、一瞬ですが、フワっと「浮く」瞬間があります。
おそらくフリーフォールの瞬間なのだと思うのですが。
今回は一瞬たりとも目をつぶるまいとずっと後ろを見ていました。

確かに面白かったですが、心臓がピクリともスリルを感じなくなったのが、哀しい・・・・。



一応(笑)シンバッドの冒険にも乗りました。
バナナの出てくるシーンではバナナの匂いがしてくるのですが、
それ以外のところでも匂いは遠慮なく漂って来ていました。

というところで、晩ご飯。



きょうの晩ご飯はアラビアンコーストのカレー。
これはビーフ、チキン、シュリンプのセットです。
ナンとご飯がどちらもついてきます。

スポンサーはカレールーで有名な「家」食品。



ご覧のようにガラガラです。

わたしたちが食べていると、スタッフ(偉い人)が、
「すみません、少し椅子を前に動かして下さい」
なんと、園内で倒れた人がいて、ストレッチャーが後ろを通ってバックに入って行きました。

倒れたのは若い女の子で、友達何人かと一緒のようでした。
彼女らはストレッチャーに付き添って全員が裏に入って行きましたが、
一人は心配して泣いていました。

大事になっていなければいいですが、付き添いの友人たちは、
こんなことでもないと決して観ることの出来ない「ディズニーの裏」を見られたわけです。

(羨ましい・・・・・とは言えませんが)

「偉い人」は、あとからわざわざ我々のテーブルに謝りにきました。
さすがディズニー、こういうところにみじんも遺漏はありません。



ところで、この日、夕方にファストパスで乗る予定だった
センターオブジアースが、点検のため一時ストップになっていたのですが、
カレーを食べて時間を潰したあと行ってみると再開していました。

並んで待つところにある「地質研究コーナー」を表した展示。

わたしたちは、不幸にも高校生男子の集団と一緒に乗り合わせたので、
それはそれはやかましかったです。

「いえええええええッ!」
「ひゃっはああ〜っ!」
「さみーよ、ここさみーっ!」
「冷てえええ!雨ふってるしぃぃぃ!」

息子は少し年上のお兄ちゃんたちの騒ぎぶりに、興味津々でした。




先ほどのショーでミッキーの帽子だった三角が、ツリーになっていました。



わたしたちも十分楽しみましたが、とくにこんな日の恋人同士は、
雨も寒さも全く苦にならなかったに違いありません。
傘も一つで十分ですしね。


メリークリスマス。





 


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