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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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淡々と写真を貼るシリーズ〜シャングリラホテル東京

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東京駅前が見る見るうちに再開発され、新しくなっていっています。
新駅舎ができ、今まで「格調高い丸の内側、庶民的な八重洲側」だったのが
日に日に様変わりしていっているのです。

昔郵便局だったビルは「KITTE」(キッテ)という商業ビルに変わり、
東京駅近くで何か食べようと思ったら無尽蔵に候補が上がるほど、
このあたりは飲食店が多く、さらに今現在もいくつかのビルが建築中。

いったいこのあたりはどうなってしまうのか、とつい思ってしまうほどです。

そんな東京駅のビルの中に、シャングリラ・ホテルがあります。
お正月の旅行で訪れて、台南のシャングリラのレベルの高さに
感心したのですが、東京のシャングリラには行ったことがありませんでした。

先日、TOがどなたかの紹介によって宿泊費が半額になることになったので、
一泊してきました。




インテリアはオリエンタルモダンですが、いたるところがこのように
「キラキラしたもの」で飾られています。
半世紀くらい前のサイケデリック全盛のころの「ミラーボール」のように
このシャンデリア始め、エレベーターの手すりまでがキラキラです。



この右側がクラブハウス。
月当たりが部屋です。



チェックインはこのクラブラウンジで行いました。
ご厚意によりクラブラウンジを手配していただいたのです。
奥のテーブルにはちょっとしたリフレッシュメントが置いてあり、
小さな菓子や果物をつまむことができます。
勿論お酒も飲み物もここで飲むのなら無料。



部屋は天井が意外なくらい高く、廊下の雰囲気より明るくさわやか。



このベッドサイドデスクの引き出しの取っ手が皮。
リボンのように見えるこのデザインがお洒落です。



部屋から下を眺めたところ。
これは八重洲側のですが、モダンなビルの合間に
昔のままの「雑居ビル」という感じの古いビルが雑然と立っています。
こんなビルもほどなく消え、すべてが建て替えられるのかもしれません。



驚いたのが女性向けのアメニティセット。
このようなバニティケースに、化粧品やコットン、
ストッキングまでセットされていて、すべて持って帰れます。

女性用なのに、宿泊客の人数分用意されていました。

「これ、持って帰ってもいいの?」
「心配なら聞いてみたら?」

一応聞いてみましたが、全部お持ちくださって結構ですとのこと。

わーい、と喜んで全部トランクに詰めましたが、良く考えると
こんなもの三つも持って帰る必要あったかしら。



このホテルの20階(くらい)から下を見ると、
東京駅がこんな風に見えます。
丁度新幹線がホームに停車している状態、



線路越しに丸の内側を望む。
左が丸ビル。右が新丸ビルです。




新しくなった東京駅舎。
本当に美しくて、ため息が出ます。
この駅舎にある「東京駅ホテル」に泊まるのが今の目標。



食事は同ホテル内のイタリアンレストランに行きました。
マネージャーはフランス人で、日、仏、英が堪能です。
最初に通された席があまり良くなかったので言うと、
マネージャーの権限で一番いい席に変えてくれました。



こういうところで
「自分は特別の客として扱われている」
と客に思わせるのが、早い話マネージャーの仕事。
いい席に変えてくれた上

「これはワタシからのプレゼントです」

と生ハムを持ってきました。



前菜のムース。



トマト、アスパラガスとグリンピース。



野菜の蒸したの。
カブが美味しかったです。



ニョッキ。
わたしが頼んだのではないので、一つもらいましたが、
「うーん」な感じのお味でした。
日本人はこのようなものを見るとどうしても「水餃子」みたいなものを想像するので、
このようなつるっとしていない食感で、分厚い皮の
もごもごした食べ物はあまり受けないと思うの。



メダイのグリル。
白身魚はどんなレストランでも「失敗」という感じで
「まずい身をソースでごまかしているの巻」
になりがちなので、わたしは極力頼まないようにしているのですが、
この時はほかに食べたいものが無かったのです。




息子の頼んだポーク。



TOのビーフ。
これも味見したくなるほどではなかったので食べませんでした。



というわけでようやくデザートのお時間。
この苺のムースは美味しくないことはなかったですが・・・。

なんだかここのお料理、全般的に盛り付けがいまいちな気が。
ムースの上に混沌といろんなものがせめぎ合っているの巻。



これは・・・・なんだっけ。
まずそう、とは言いませんが、決して美味しそうに見えないのが・・。



さらに謎の盛り付けデザート。
この何とも言えない不安な感じをさそう構図。
このチョコレートムースの形も何だか妙だし、
なぜこんな風にチョコレートを立て掛けるのかも謎です。

皆さん、これ、変ですよね?
へんだと思うの、わたしだけじゃないですよね?

さて、ご飯が終わって部屋に帰ってきました。



ミニバーの引き出しの写真を撮ってみました。
青いお酒がある!

さて、次の日、初めてのホテルなのであちらこちらを探検。
ここにはプールがあると聞き、行ってみることにしました。



思ったより長いコースのプールです。
うちはマンダリンホテルとフォーシーズン、丸ノ内ホテルが
東京でのお気に入りホテルなのですが、そのどれにも
プールが無いのが残念でした。



観ているうちに泳ぎたくなって、家族で水着を借りました。
高層階のビルを眺めながら光を浴びて泳ぐ。
都会のホテルならではで、なかなかの愉悦です。

「いいねえ」
「ここの会員になったら、いつでもプール入れるよ」
「モンダイはどれくらい来られるかだけどね」

窓の下部分にはたくさんのキャンドルが並べられ、夜にはこれに
火が灯されるらしいのですが、キャンドルライトで泳ぐのもまた
気持ちがよさそうだなあ・・・。



誰もいないのでカメラを持って入りました。
ジャグジー風呂と、隣はミストサウナ。

プールの後お風呂と楽しんで部屋に戻り、
パソコンをしながらテレビの「ディスカバリーチャンネル」を流していると、



こんな番組が始まりました。



ドイツ軍の飛行機をこれだけ落としてやったぜい!
と得意になっているイギリス空軍の(たぶん)エース。
わたしは全く知らないのですが、有名な人に違いありません。



フォッケウルフ。
これなら知ってるぞ。
しかし、本当のドイツでの読み方は「フォッケブルフ」ですよね。

日本人は外来語を読むとき、自分たちの読みやすい方を採用するので、
カールツァイスはアメリカ人のようにカールザイスにならないんですね。

それはともかく、このフォッケウルフの技術者であったクルト・タンクは、
戦後日本人技術者がそうであったように飛行機の設計を禁じられ、
国内に見切りをつけてアルゼンチンに渡り、ファン・ペロン大統領が
失脚するまでそこで働いたそうです。
クーデター後、タンクが呼んだフォッケウルフの技術者たちは
ほとんどがアメリカに渡ったようですが、タンクだけはなぜかインドに
その後の活動の場を求めたということです。

戦争に勝ったら、とりあえず敗戦国の技術力の芽をつむため、
技術者の活動を封じるというのはデフォルトだったんですね。



先日鹿屋の展示飛行機の話をしていて「テキサン」が映画で扮した飛行機の中で
このP-47サンダーボルトがあった、という話を書いたのですが、当初
エリス中尉はPとRを読み間違えてR-47などと書いてしまっていました。
そのサンダーボルトでございます。



それにしても、たまにホテルで観ると衛星チャンネルはやはり
こういうのをやっているから面白いですね。
どうして日本のテレビ局は視聴者が喜ぶこういう番組を作ったり流したり、
「観てもらおう」という努力をしないのか・・・。

最近なんか、日本人視聴者を敵視してケンカ売っている、
としか思えない番組作りをしていませんか?

単純に、そりゃ逆だろ、っていう。



わたしの好きな光景。
東京駅を新幹線が発着する様子。



北方向から臨む東京駅舎。

さて、この日はホテルをチェックアウトしてから息子と二人で
銀座に買い物に行きました。
買い物の途中で少し休憩。

マリアージュ・フルールのティールームでお茶を戴くことに。
ここは一階がショップで、二階三階がティールームになっています。

 

三階の誰もいないコーナーに座りました。
紅茶を一つ、ケーキを二つ頼もうとしたら、

「お客様おひとりにつきお飲み物を一つご注文下さい」

といわれてしまい、ジュースを頼みました。
紅茶はポットでたくさん出てくるので、それを分けられては
紅茶専門店の沽券に係わる、ってことでしょうか。違うかな。



というわけで頼んだ紅茶とケーキのセット。
マンゴーのムース味のケーキと、紅茶
「ウェディングインペリアル」。
チョコレートのような濃厚なバニラのフレーバーの紅茶です。



息子が頼んだフルーツのタルト。

昨日のホテルのケーキに比べると、味も見た目も、
こちらの方がかなり上かな、という感じがしました。


というわけで初めて泊まったシャングリラ。
確かに悪くないホテルでしたが、全体的にややツーマッチ、
という重さが若干気になりました。

でも、あのプールに入るためになら、もう一回行ってもいいかもしれません。









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