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平成26年度航空観閲式@百里基地~首相体調不良『捏造』説

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平成26年度航空観閲式の式次第はブルーインパルスの演技で終了し、
観閲官安倍総理大臣が退席します。



ところで皆さん、先週、フライデーという老舗ゴシップ写真誌が
流し、各マスゴミがすぐさま追随したこの記事をご存知ですか?


「安倍首相」疲労困憊で体調不良?
自衛隊・航空観閲式で立っていられずしゃがみ込んだまま... 

SPに促されても座席にヘナヘナ...。
公邸には防衛医官が24時間待機 

閣僚たちの政治とカネの問題が続出するなか、
ここへきて安倍首相の体調不良情報が多くなってきている。
『フライデー』は10月26日に開催された航空観閲式で、
オープンカーに乗っていた安倍首相が突然しゃがみ込んでしまったと報じている。 

「本来ならば、安倍総理は立ったまま車上から自衛隊員を激励するはずなのに、
ヘナヘナと座席に座り込んでしまったんです。
SPから促されても、また立っていられなくなってしまう。
よほど体調が悪かったのでしょう。
この日はずっと顔色が悪く、訓示の声も張りがなかった」(防衛省担当記者)

自民党幹部もこう話す。
「最近の安倍さんの様子は明らかにおかしい。
(略)定期的に官邸で点滴を受けているという話もあります」

為政者の体調情報がこれほど出てくるのは、
単なる政局がらみではないのではないか。
安倍が倒れれば次は麻生だ、いや谷垣だと喧しいが、各誌の報道を見ていると、
安倍首相の病状は確実に悪化しているのではないかと見るがいかがだろう。


わたしはこの記事を読んで、わたしが先日見た観閲式のことかと、
思わず記事の日付を二度見してしまいましたよ。

この際はっきり書いておきますが、赤字で示した、

「立っていられなくてSPに促されてもへなへなと座り込んでしまう」

などということは全くありませんでした。
当日会場で車上の安倍首相から一瞬も目を離さず
見つめていたわたしや、この日の観衆全員が証人です。



ところで、先週の国会で民主党の枝野幸男議員が

「誹謗中傷合戦は『撃ち方やめ』だと側近にいったそうだが本当か」

と質問したところ、安倍首相は即座に

「そんなことは言っていない。朝日の捏造だ」

と答弁したということがありました。
これに対し、一体何処の国の新聞かと兼ねてから評判の朝日新聞は、

「NHKやネットで中継されている国会で、首相が 
特定の新聞社の報道を取り上げ、「捏造」だと決めつける。 
いったいどこの国の話かと思わせる答弁が続いている。」

と逆ギレしたわけですが、言ってもいないことを裏を取らずに「言った」と、
しかも否定的に伝えることを「捏造」というのではないでしょうか。

朝日は自分の飛ばし記事が「捏造」と言われ、「反安倍は朝日の社是」が
国会の場で首相の口から明らかにされたことに明らかに逆上したようですが、
首相があえて「誤報」ではなく「捏造」という強い言い方をしたのは、
今回の報道に明らかな悪意が込められているのは、誰が見ても明白だったからです。

わたしはこれを聴いていておもったのですが、安倍首相は
インターネット世論に自分の「味方」の存在を確信し、ここに至って、
朝日始め反自民報道機関と正面から戦うことにしたようですね。



マスコミは、政権交代前の時のように、漢字の読み間違いやバー通い、
カップラーメンでは、民主党に懲りた国民を煽るのは不可能だと悟ったのか、
いつの頃からか、安倍首相本人の体調の不調をことさら報じ出しています。

そういえば就任当初、 新聞社などが

「お腹が痛くなって総理の責任を放棄したくせに」

という論調で、その辺のジャーナリスト()に薄っぺらい責任論をぶたせ、
総理大臣の資質を問うという形で叩かせていたのを思い出します。

今度も逃げる準備をしているのだろう、というのを落としどころに、
やたら体調不良説を言い立てるようになったとわたしは見ていたのですが、
そこに持ってきて今回の百里での「座り込んで立てない」です。


それを書いたのは、あのとき躍起になって安倍首相の写真を撮る場所取りをしていた
たくさんのマスコミ各社の中で、フォーカスただ一社でした。
続々と出た「安倍首相不調説」はすべてフォーカス記事を引用したものです。


それにしても皆さん、おかしいと思いませんか?
あのときに居並ぶメディアは、フォーカスが書いたような安倍首相の
目に見えるくらいの体調不良をなぜどこも報じなかったのか?

もしフォーカス記事のような異常があれば、特に安倍の葬式はうちが出すと
豪語している新聞社であれば、愈々か!と狂喜乱舞して、
その不調の様子を嬉々として報じていそうなものですよね。

しかもですね。

あの!一流写真雑誌であるところのフォーカスともあろうものが、

「激励するときに座り込んで立てずにSPに促される」

様子を記事にしておきながら「フォーカスできなかった」みたいなのです。
当たり前です。そんなことなかったんですから。

もうひとつ突っ込みどころは「SPに促されて立ち上がった」の部分です。

常識で考えてたとえば総理が車で座り込んでしまったと したら、SPの仕事は
「おらおらちゃんと立って挨拶しろよ」と総理に立つことを促すことではなく、
首相に何か異常があったと考え、注意警戒の態勢を取ることです。

YouTubeを見直してみましたが、安倍首相は車に乗り込んでから一旦腰掛け、
同乗の空将に「お立ち下さい」と言われたらしく1秒以内に立ち上がっています。

「SPに促され」というこの文で、すでにこの記者の嘘は露呈してるんですよ。


昔なら、

「顔色も悪く座り込んで促されても立てなかった」

と刊行物でまことしやかに書かれれば、実際にそこにいた者でもない限り
確かめようがないため、読んだものは「そうなのか」と思うところですが、
どっこい今日はYouTubeを皆が投稿していてそんな記事はすぐに検証され、
嘘を書いても瞬時にばれてしまいます。

よってマスコミの信用はずんずんと地に落ち、

「捏造」

とたとえ首相が国会で言っても誰も批難しないどころか、

「だってその通りじゃないか」

と納得してしまう世の中になってしまったのです。
自業自得って奴ですな。

朝日が今窮状に陥っているのを見ても明らかなように、
今や「マスコミの葬式は国民が出す」ことができるのですよ。



退場した安倍首相を乗せた車はそのままF−35のモックアップと
米海兵隊から来たオスプレイの前に向かいました。
これから関係者の説明を受けるものと思われます。

現場は立ち入り禁止のため、警備の隊員が2重に周囲をガードします。



ここでも安倍首相の写真を躍起になって撮るマスコミ。
その後何処を探してもこのときの、

「オスプレイと安倍」

という、一部の人々が発狂しそうな構図の写真が出て来なかったのは
何故なんでしょうか。 

そういえば、オスプレイ反対運動には、枝野議員が献金を受け取って、
「その結果警察の捜査に圧力を加えた」と安倍首相から指摘されていた
殺人集団(公安監視対象)革マル派も堂々と旗揚げて参加してますよね(棒)

因みに革マルのマルはマルクスのマルね。これ常識。



というわけで首相が会場を後にして警備が解かれると、
地上展示を見るためにエプロンに降りることが許され、
観客は航空機の前で写真などを撮っていました。



せっかくだからオライオンの写真を近くで撮っておこうっと。



うーん、いい角度だ。



青いタグを吊ったセーラー服の男の子。
お父さんは海上自衛官で護衛艦勤務に違いない。



振り向いて観覧席を撮ってみました。
怪しい雲が出ていますが、この1時間後、当地には大雨が降る予定。



何と言っても皆の興味はF−35とオスプレイに集中していました。
前に立つためにロープが張られて順番を待つようになっています。

ただし、遠くから見ていた限り、安倍首相はコクピットを見るために
階段を上がった様子はありませんでした。


一瞬座っただけで「体調が悪い」とこじつけるより、
むしろここに上がらなかったという件を

「安倍首相は体調が悪く、コクピットに着けられた階段を上がれなかった」

とでも書いておけば、誰も検証できず嘘も露呈しなかったのではないでしょうか。
フライデーの記者さん、ぜひ今後のご参考になさって下さい。



F−35後ろから。
これを持ってくるところを見たかったなあ。
XC−2のお腹に入れてきたのだとわたしは思うのですがどうかしら。



岩国から飛んできた海兵隊のオスプレイ。
実はわたしは岩国基地に行ったときオスプレイを見たのですが、
そのときには同行者に言われたため写真は撮れませんでした。

ここなら堂々と撮れて嬉しい。
皆前から動かないので、後ろに回ってみたらこちらはガラガラでした。



尾翼に「竜」の文字が。



さて、わたしもそろそろバスに乗ることにしましょう。
というわけで、会場から駅までの直通バスに乗り込みました。
人の流れを、ずっと警戒車からにらんでいる隊員あり。

前席隊員の顔をアップしてみるとこちらを見ているのですが、
思わずごめんなさいしてしまうくらい目つきが鋭いマジ怖い。

警備隊の皆さん一日任務ご苦労様です。m(_ _;)m



バスに乗ってから基地を出るときに撮った写真。
これはF−104「栄光」というあれですか。

ここには「雄飛園」という歴代航空機を展示しているスペースがあり、
一般に公開されています。

ところで、この「栄光」の尾翼についているお花のマークは、
百里基地206飛行隊の部隊章です。



ところで実はあれから注文した「ファントム無頼」が届いたので、
エントリ作成の合間に12話まで読み進みました。

いやー、面白いです。
何が面白いって、ツッコミどころ大杉なところ。
「なわけないだろ!」なぶっ飛んだ話の数々。
主人公たちが乗りたいときにいつでも勝手に搭乗したり、
遊びにきた海兵隊のパイロットがハリアーで一般人を救出したり。
自分たちで行き先を決めたりシロートにバンバン操縦させたり。

日本国自衛隊の話とは断じて思えませんが、設定が自衛隊なので
航空隊が百里基地であるということはしょっちゅう語られます。

あるエピソードで、百里にやってきた鬼教官が視力を失い、
基地を去ろうとしたところ、隊員たちが編隊で部隊章を空に描き、
見えない筈の教官はそれを音で聞き分けるというシーンがあったのですが、
そのときに描かれたのがこの花の形のマークでした。

これ、このあとどうなるんでしょう。
ワクワクしながら読んでおります。


というわけで、お伝えしてきた航空観閲式シリーズ。
来年は海自の順番が巡ってくるのでいよいよ観艦式が行われますが、
その報告をまたここでできることを祈りつつ、終わります。




 


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