さて、今年もあっという間に残り少なになってまいりました。
ブログ創設当初は1年に一度「ネイビーギャラリー」として、
その年にアップした海軍軍人の絵をまとめて展示していたのですが、
最近はブログの内容そのものが変化してきて、その頃ほど
絵をアップすることが少なくなってきたので、去年はお休みさせていただき、
今年は2013年度、2014年度に描いた絵をまとめてみました。
というわけで、2013年の自民政権奪回直後に描いた「ジミンガーシリーズ」から。
これはそのときのテーマによって微妙な違いがあって、
まず「日本は日本人だけのものじゃない」バージョン。
この当時の国会質疑から色々とネタを拾ってます。
そしてブーメラン刺さり隊バージョン。
そして冒頭のせいけんこうたいバージョンへと続きます。
懐かしいですね(棒)
ブーメラン戦隊ジミンガー『特命!民主予算を執行停止せよ』
ちなみに冒頭ジミンガーでは「ジミンガーピンク」を辻元清美にしましたが、
その後、元大臣のもう一匹のピンクが(ヒーロー戦隊は基本人間ではないので匹扱い)
「民主政権時代に自分たちが下したパチンコ屋への予算を、
無駄なのになぜ停止しないのか」
と噛み付くという大ブーメランをかましてくれたので、そのときに
また改めてジミンガーシリーズを加筆させていただきました。
先般の選挙で、もう少し民主党が殲滅されるであろうと
予測をしたのですが、なぜか不思議な力が選挙に働いたらしく、
民主党のほとんどの上層部はあれだけ総スカンだった菅直人含め、
どうやら「抹殺された」らしい海江田万里を除き全員当選。
不思議でしたねー。
あちらこちらで次世代の党の票がなくなったり、
選管が勝手に「日本」という票を共産党にしていたり、
田母神閣下の立候補した選挙区の選挙開票では、
明らかに無茶苦茶に票を重ねて一番上に
共産党立候補者の票を乗せて集計所に提出してましたね。
東京都の開票は機械による自動読み取りを職員が拒否した地域が
多かったということですが、どうして手間のかかる開票作業を
自分たちの手で何が何でもやらなくてはいけなかったのか。
選挙が公正に行われなくなるなんて、
日本っていったいどこの後進国なんだろう、と実のところ
肌が泡立つような恐怖を感じた選挙結果でした。
個人的な見解ですが、共産党は自民には太刀打ちできないので
次世代を「狙い撃ち」したのではなかったのでしょうか。
「水野義人と操縦適正」
飛行機というものが我が国に導入された当初、操縦適正を
「金槌で殴って15秒で失神から覚めれば合格」
としていた、という信じられない話を漫画化してみました。
ついでに、大西瀧治郎長官が海軍に雇い入れた「霊能者」
水野義人氏の不思議な能力についてお話ししています。
秋山参謀の「奇行」
天才と紙一重の変人と誉れ高かった?秋山真之の奇行を、
日本海海戦シリーズのエントリー制作の息抜きとして
楽しみつつ描かせていただきました。
食事の後のテーブルで水虫の足に薬を塗っていたのを
大変嫌な顔をしていたのが、あの「船乗り将軍」
といわれた上村彦之丞大将でした。
喧嘩っ早くて手も早い上村大将が、部下のこんな所業を目にしても
ろくな文句も言えなかったというあたりに、秋山真之の
海軍での実力というか、いかに皆が普段の秋山には
まるで腫れ物に触るような扱いをしていたかということが
うかがい知れますね。
「その2」
出物腫れ物ところ構わず、というのも秋山のモットー?でした。
あまりというか、全く人の目を気にしていなかったといえます。
しかし、この天才参謀の軌跡を知れば知るほど、その知恵は
日本海海戦の勝利となって結実したというほかないのに気付きます。
秋山真之がいなかったら、日本海海戦の勝利はなかったのではないか、
と思われるのですが、また近いうちにお話ししてみたいと思います。
元陸幕長とお会いした~「歩兵の本領」
もう退官されたある陸幕長の壮烈鬼隊長時代の逸話。
元副官の1佐がご本人を目の前に話していたので
まず間違いなく実話であろうかと思われます。
小型の海防艦でありながら、ソ連との警備海域の第一線にあったため、
交渉をすることを踏まえて菊の紋章をいただいていた占守型海防艦。
そのため艦長は中佐以上大佐となっていて、他の鑑より上位でしたが、
艦隊の小ささと無名が仇になり、欠礼されることも多かったそうです。
本当は二番鑑の「国後」ですが、駆逐艦「子日」に
「貴艦ハナニユエ本艦に敬礼サレザルヤ」
といちゃもんつけられた国後の艦長(中佐)はたった一言
「我国後ナリ」
と返答し、子日の艦長は慌てて謝りに向かったというお話。
さて、こうして集めてみると、特に本年度は
4コマ漫画をあまり描かなかったなあと反省しております。
イベントへの参加とそのご報告が忙しかったせいです。
来年はもう少し絵入りでお届けできればなあと思っていますが、
果たしてどうなりますことやら。