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「ミラーレスと呼ばないで」〜ニコン1を買った

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おそらくコンパクトデジカメの中では結構いい線いっているのではないか、
と思われるソニーのRX100を購入し、それなりに楽しんでいましたが、
特にエリス中尉のように自衛隊関係のイベントにカメラを必要とする場合、
致命的ともいえる欠点があることに気付きました。

つまり、晴天下でモニターが全く見えなくなるという。

かといって、基地祭でバズーカみたいな一眼レフを担いで
人波をかき分けかきのけ、いつの間にか周りの顰蹙を買うような、
そんな「カメラマン」には死んでもなりたくありません。

そこそこいいカメラで、しかもそんなに重くない(気分的にも重量的にも)
ミラーレスカメラはどうかしら、そう思っていたある日、
日経ビジネスの特集「世界に誇るニッポンの商品100」という記事で、
浄水器、ヘルメット、地雷除去機、新幹線からカップヌードル、ハローキティ、
そういったものと並んで、ニコン、キヤノンの一眼レフが紹介されていました。

一眼レフは精緻な光学とメカの技術が必要で、長く他社の追随を許さなかった。
ところが、パナソニックが2008年、反射鏡を取り除いて構造をデジタル化し、
小さくした「ミラーレス」カメラを発売。
一眼レフのシェアを奪うようになってきた。
しかし、カメラの性能を決めるもう一つの要素としてレンズがある。
キヤノン、ニコンが特許とノウハウで大きく先行。
デジタル化しても簡単に二強の牙城は揺るがない。

という記事なのですが、(ちょっと意味不明な気もするけど)これを見て、

「うーん、しょせんミラーレスは『エンポリオ・アルマーニ』なのね」

と意味不明の納得をしてしまい、一眼レフでなければ買い替える意味なし、
と結論付けてしまっていたのです。

しかし反面、こうも思っていました。

「つまり、キヤノンかニコンのミラーレスならいいってことなんじゃ?」




そんなある日、キヤノンから「小さな一眼レフ」“EOS Kiss X7”が出た、
と言うニュースを知り、俄然欲しくなってしまいました(笑)

画質やAF性能などのデジタル一眼レフカメラに求められる基本性能を
高い水準で維持しながら、小型・軽量化を実現したというもの。
これにより、手軽に持ち歩いて本格的な撮影を楽しむことを可能にし、
撮影領域の拡大に貢献する、というのがキヤノンの謳い文句。

とりあえず見に行きましょう、ということで、連休の終わりごろ、
TOと銀座ショウルームに出かけました。

ところが行ってみると、キヤノンさん、お大尽商売というか余裕というか、

日曜祝日はショールームはお休みさせていただきます

というお断りが・・・・・・・・ORZ
あっそ、ならいいです。歩いて3分のところにあるニコンに行くもんね。

何とニコンは基本的に年中無休。お休みは盆暮れ正月のみ。
ちゃんとこの日も営業していました。

ショウルームの方にまず、キヤノンの軽い一眼レフを買おうとしていたこと、
今使っているコンデジから買い替えるだけの意味のあるものなら欲しい
と思っていることなどをお話しして、何か見繕ってください、と頼みました。

我ながら投げやりである。
お任せ刺身じゃないんだからさ。

というわけで詳細は省きますが(おいっ)、ニコン1の新製品V2をお勧めされ、
あっさりとこちらを買ってしまいました。

いい加減すぎ?



一般的にミラーレスはオートフォーカスが遅いのですが、
ニコン1はこれを払しょくしていて、さらに一眼レフ画像より画素が多い、
とお店の人は言っていましたが・・・・・

・・・・・まあ、なんだかんだ言っても要は撮り手の腕ですよね。

そういう向上心が無いからにはある程度すべてお任せ!
みたいな機能がある方がいい。(なんて結論だ)

ところで、このニコン1、ミラーレスなのにミラーレスとは呼ばないのです。
レンズ交換式アドバンストカメラ、これがニコンの呼び方。

「ミラーレスと呼ばないで」ってことですか。

呼ばれたくない、その理由は?
プライド?それとも
「レンズ交換システムでエンポリオアルマーニ臭を払しょくした」(意味不明)
という前向きな姿勢の表明?


わたくし、ニコンすなわち日本光學工業株式會社が、戦時中は
戦艦大和の15メートルある測距儀を作っていた、という話を知ってから、
結構思い入れを持っていたのです。

まあもっとも、

東京光学機械株式会社(現・トプコン)
高千穂光学工業(現・オリンパス)
東京芝浦電気(現・東芝)
富岡光学器械製作所(現・京セラオプテック)
榎本光学精機(現・富士フイルム)

これら皆日本軍の光学兵器を開発・製造していましたが。

しかし、軍需光学機器製造企業としては、陸軍系の東京光学に対して
海軍系の製造をしていたので

「陸のトーコー・海のニッコー」

とも謳われていた、というのがニコンひいきの大きな理由。
さらに、戦後あのマッカーサーが「日本人は12歳児」という暴言を吐いたとき、

「日本人は12歳などではない」

という反論を新聞に載せた企業である、と知ったときから、
特に思い入れを持っているのです。

だから買った、というわけでもありませんが、今回キヤノンを見に行って
(そこで買えないのにもかかわらず)休みだったのでニコンを買ってしまう、
まあ、こういういい加減なその場任せの消費をする人間も世の中にはいるってことです。

ご参考までに。



充電して最初に、ベランダに来たスズメを撮ってみました。
ガラス越しとはいえ、なかなかいいのではないかしら。
ちなみに、わたしは毎朝スズメに「コシヒカリ」を与えて手なずけています。

世界が終わるときにはスズメが助けに来てくれる予定。


前回、アメリカでカメラを買い、英語の説明書を読むのが面倒で、
「カン」だけで使ってきたわけですが、今回せっかく日本で買ったのだから、
と、ショールームで開催している無料の「使い方教室」に行ってみました。
参加者は前部で五、六人。
平日の昼間だったせいか、全員が女性です。

 

前のモニターに説明の女性がカメラをつないで、
ここにカメラ内部が写るようにしながら説明してくれます。
風景写真を撮ったり、前の花かごを撮ったりしながら説明終わり。

しかし、この説明を聞いたあと、今までのRX-100の使い方の疑問も
ほとんど氷解いたしました。

そして、あまりわからずに使ってたらしいということがわかりました。
こちらのカメラも公平に使ってあげることにします。

というわけで、使い方がわかったので次の乗馬のときに
さっそニコン1、持っていきました、

 

モーションピクチャーというのか、スポーツモードに調整してもらって
それで撮ったもの。
小さくてわからん、って?

画像処理のソフトがまだ使いこなせていないんですよ。

 

わたしが乗っているのを今度は先生に撮ってもらいました。
自分の姿勢を映像でチェックすることは大事だそうです。
右は新しく来たドイツ人(ザルツブルグ出身)の先生。

 

右側は前のカメラ(カール・ツァイスレンズ搭載コンデジ)で撮ったもの。
写真を小さくしすぎて、あまり違いが判りませんね。
というか、やっぱりRX100 、悪くないですよね。




最後に、先生の撮影した写真。
馬の表情がシュール・・・・。


というわけで、取り合えず昨日静浜基地でデビュー戦を飾るべくブルーインパルスを撮ってきました。
冒頭写真がそれです。
またこの航空祭のことを明日からお話ししますのでお楽しみに。







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