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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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入場から開始まで~平成28年降下始め

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さて、半ば朦朧としながら写真を加工して、(おそらく)そのせいで
いくつもの間違いを指摘されてしまったわけですが、気を取り直してもう一度
降下始めの行われた日の朝からお話しします。



去年より列の後ろに並ぶことになってしまった理由は、1時間の寝坊です。
前日早めにベッドに入ったのですが、緊張のせいか深夜2時に一度起きて
目覚ましにしているiPadを開けて時間を確かめたところ、なんの加減か
そのときにフリーズし、そのまま朝が来てしまったというわけです。

1時間の余裕があるはずが、歯磨きだけはしっかりと(これ大事)あとは全て手を抜いて
10分で家を飛び出し、当初6時半の予定に20分遅れただけですみました。

並んだところは、工場の廃棄物から生まれるえも言われぬ悪臭が
漂ってくる場所ではありましたが、そこで今回のイベントのために投入した

「どこでも座れるリュック」

の具合を試しつつ、開門の8時30分まで待ち、入場。
さすがに3度目ともなると、どういうところが見やすいか、
そこに行くにはどうしたらいいかもわかってくるものです。



というわけで見事この素晴らしい眺望をゲット。
目の前は一段低くなっており、前列の人の頭が全く邪魔になりません。



後ろに人垣ができて出入りしにくくなる前に外に出ました。
寝坊したため何も食べていないお腹にとりあえず何か入れなくては。

今写真を撮っている場所は、演習の行われるフィールドを見下ろす土手の後ろで、
二つの山の谷になっているところは車両の出入りができる通路です。

最初の年は左の土手で、去年は右側で見学しました。

「通信中隊」「第一空挺団」など、隊旗の幟をたてているのは
関係者の受付でしょうか。




ここにも関係者・招待者の受付テーブルがあります。
隊員の家族などがほとんどで、彼らの席は別のところに用意されており、
終了後は「野宴」つまり野外パーティに参加できるというおもてなし付き。
隊員家族への扱いを一般客より手厚くするのも自衛隊ならではです。

ところで、この通路を隔てて向こう側にあるグラウンドでは、高校生が野球をしていたのですが、
このグラウンドって、確か少し前に空挺団の落下傘が誤って降りてしまい、
「市民」が青筋立てて怒鳴り込んできたっていう、あれですか?

いや、これなら仕方ないよ。ちょっと風が強かったり技量がまだ未熟だったりしたら、
ここに間違って落ちたとしても「誤差範囲」ってくらいだと思う。

しかも当時グラウンドは無人だったというし、道ひとつ越えたくらいで怒鳴り込むって。
この実際の地理関係を見て揚げ足とっているレベルとしか思えませんでした。



真っ先に目に付いたので反射的に決めてしまった作りたて焼きそば。
「ご当地B級グルメ」と自ら言ってしまっている潔いお店です。
380円と安く、辛すぎて食べるのが辛いこと以外は大丈夫でした。



さて、お腹も落ち着いたことだし、席に戻って開始前の会場をチェック。
87式自走砲ガンタンクと隣にヒトマル式が待機しています。



招待者・隊員家族の見学する席はパイプチェアが並べられた小高い丘の一角です。
招待者はあまり早く来る必要がないせいか、まだ椅子はガラガラ。
「接遇」と腕章をつけた隊員が待機していて、一組につき一人がエスコートしています。



わたしの場所からは今回モニターもよく見えます。
写真の人は隊員家族だと思うのですが、丘の上から降りてきて
ずっと画面を写真に撮っていました。



超暇なので、座ったまま、少しでも動くものがあると写真に撮ります。
降下始めには初めて投入する望遠レンズ(広角も)のお試しでもあります。

実は入間の航空祭でエプロンに望遠レンズを落下し、修理と言いながら
ほとんど部品が交換されて帰ってまして、それ以降初めて使うのですが、
なんだかまだ胴の動きがどこかで引っかかっているような・・・。

うーん・・・・納得いかん。 




望遠レンズとしての役目はしっかり果たしておりますが。
もう少し拡大したら、誰かも個人特定できそうなくらいです。



戦車隊隊員が乗り込む前に集合して打ち合わせ。
奥に立っている人は戦車隊の心得について暗唱させられています(たぶん)



招待者席の後ろ側には偽装網を施した物見櫓が設えられていて、
通信中隊?と思しき一団がお仕事に入る前の和やかなひととき。



こちらも思いっきりズーム。
うむ、なかなか望遠レンズ絶好調。



最初のチヌたんが賓客を運んできました。



2年前、ホコリがたたないように水を撒いているひとがいましたが、今年は省略でしょうか。
そのせいか、草の巻き上げが半端ねえ。
ところでこの写真でちょっと感動したのが、



着地をする前、クルーがほとんど全身を乗り出して下を見ているこの態勢。
これ、ちゃんと体をどこかにつないでるんですよね?
・・・え?何もしてない?・・・・

チヌークが態勢を崩したら頭から落下することは確実。



中から頭を低くして出てくる陸海迷彩と背広の一団。
帽子は飛ぶから抑えるのはわかるとして、やはりローターが回っていると
人間って頭を低くしてしまうんですね。



先ほど体を乗り出して下を点検していた二人は最後まで敬礼でお見送り。



大きな背嚢を背負って顔には迷彩を施した一団がフィールドに散らばります。
背嚢には何が入っているのでしょうか。



広いフィールドを全力疾走で移動。



戦車的な一団がエンジンを始動させ始めました。
どこかに移動するようです。
ガンタンクには隊員が二人乗り込もうとしています。



74式が移動を始めました。
後ろにいる消防車にも係が乗り込んでいます。



89式装甲車も移動。
砲塔に立って、外を見ながら移動するのは、なかなか気持ちがいいと思うがどうか。



ガンタンクも。



ヒトマル式は、わたしが見学した2年前、降下始めにデビューしました。
その時とは違い、今ではすっかり出し惜しみしなくなったという感じ。
あの時は見学に来た人が皆口々に「ヒトマルヒトマル」と目を輝かせて、
話題にしていたものですが、今や端っこをのそのそしていても誰も注目しません。



頭から草を生やした「パイナップルアーミー」が4人。
トランクに入っているのは組み立て式の銃とか?



手前の三角の黒いのは訓練に必要な目印の一つです。
ライトアーマーに追いかけられている人発見。



なかなか微笑ましい。おらおらとラブにせっつかれながら走る隊員の図。



ペトリオットミサイルが小高い丘に安置してありました。
ネットがかかっているように見えますが、これが基本姿勢なんでしょうか。



訓練は煙など発火するものを伴うので、消防車はずっとここで待機していました。



12時20分からの「格闘訓練展示」という文字を見て、思わず?となり、
写真に撮って引き伸ばしてもやっぱりそう書いてあります。
今までそんなのやったことあったっけ?しかも15分も。



今回はマスコミのカメラも手に取るように近かったです。
しかし、これだけ来ていて、ほとんどのニュースは、第一空挺団の訓練塔で行われた
中谷防衛大臣の「レンジャー!」降下しか扱っていなかったって、どういうこと?



次回はいよいよ訓練開始からです。

続く。


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