「月光」の”シュレーゼ・ムジーク”〜スミソニアン航空宇宙博物館
ワシントン空港近くにある通称スミソニアン博物館別館、正式名称スティーブン・F・ウドヴァーヘイジーセンターをワシントン行政区画部にある本館より先にご紹介したかったのは日本ではもう見られない帝国陸海軍の航空機があったからです。 博物館を入理、右回りに展示を観ていくと、前回お話ししたMe162「コメート」に続き、ナチスドイツと大日本帝国、つまりかつての枢軸国の軍用航空機コーナーに出ます。...
View Article係船堀岸壁の「帽振れ」〜護衛艦「かが」乗艦
平成31年度最初の自衛隊訪問に行ってまいりました。昨年末に「かが」がドック入り前の体験航海を行うということで呉地方総監部を通じて参加させていただくことになったわけですが、前日から当日の午後まで目一杯スケジュールを入れて、その結果海事関係3箇所(体験航海含む)陸自1箇所訪問、人との面会一件をぎうぎうに詰め込むという恐ろしいまでに充実した一泊二日の旅。...
View Article平成31年度陸上自衛隊 第一空挺団 降下始め ダイジェスト
平成最後の降下始めに行ってきました。 「かが」体験航海を含む怒涛の中国地方自衛隊イベントから中一日で、朝3時半に起きて寒いところに座りっぱなし。今死ぬほど眠たいので、とりあえず写真だけ駆け足で上げていきます。 なお、記憶だけで調べず確かめずに書きますので、機種など間違ってたらすみません。 恒例の指揮官降下。第一空挺団長からです。...
View Article出航準備〜護衛艦「かが」体験航海
さて、陸自降下初めはちょっと後回しにして、「かが」に戻ります。 「かが」の繋留してあるバース、ここはかつて佐世保に転籍前の「いせ」がいました。ここで呉を離れる「いせ」をお見送りしたのは2017年3月22日のことです。 「かが」は就役と同時に第二護衛隊群第二護衛隊に編入され、「いせ」と交代。それ以来ここ呉を定係港としています。...
View Article指揮官降下〜平成31年度 陸上自衛隊第一空挺団 降下始め
今日は陸上自衛隊の降下始めを例によって最初からお話しします。 今回もとりあえず座って観戦するために、開門前に並びました。毎年毎年言っていることですが、とにかく降下始めは面白いけど極寒の中でじっと座っていなければならないという過酷なものです。...
View Article来賓入場と小西議員の呆れた挨拶(の裏側)〜平成31年度 降下始め
今日はちょっと昨日参加した団体で仕入れたネタがあるので、またしても陸自第一空挺団の降下始めの話題にします。 unknownさんからリクエストがあったので、当日のいでたちを再現し鏡に向かって自撮りしてみました。前回言い忘れましたが防寒パンツもオムニヒートで、しかも内側には謎の保温素材がジュラ紀の化石でも発見されかねないくらい多層をなしており、人体と外側の関係はまさに「安いエビ天の中身と衣」。...
View Article空母?の底力を真水消費量から知る〜「かが」体験航海
「かが」体験航海が続いています。 艦橋で出航作業を見ていたら、艦橋窓越しに海保の船が通過しました。PM13「くろせ」、第6管区呉所属の500トン巡視船です。 さて出航作業も一段落したことであるし、艦橋の上に出てみるかな。ってところから見下ろす「かが」の甲板。 皆思い思いに見学タイムを過ごしておられますが、この日の500名の見学者も流石にこの広い甲板と艦内に散ってしまうとこの通り。...
View Article「かが」カレー喫食!〜護衛艦「かが」体験航海
「かが」ドック入り前の体験航海、いよいよお楽しみのカレー体験です。 士官室で「かが」についてのレクチャーを受けたのは、つまり食堂がオープンする時間調整だったらしいのですが、何事もミリミリで動く自衛隊らしい時間配分の仕方だと思いました。 引率された全員でエレベーターに乗り、一挙に移動!...
View Article昇任伝達〜護衛艦「かが」体験航海
食堂でそれはそれは美味しい「かがカレー」を堪能し、一旦待機所となった士官室に帰る前、少し甲板を案内の方と話しながら歩きました。 「かが」の甲板。そこにいるときには特になんの感慨もなかったのですが、これが今現在日本でもっとも大きな軍艦の甲板です。 全長248m、幅38mの甲板は「ひゅうが」型と比べて縦50m、横5m大きくなっています。 自衛艦旗のはるか手前に立ち入り禁止の柵が張られています。...
View Article「我敵艦ニ必中突入中」〜USS「ヘイゼルウッド」と特攻
メア・アイランド海軍工廠で撮られた駆逐艦「ヘイゼルウッド」の画像です。 画面に添えられたキャプチャでもお分かりのように、「ヘイゼルウッド」は1945年4月29日、沖縄で特攻機の突入を受けて壊滅的な損傷を負いました。 この特攻機は同同日2事34分に鹿屋基地を発進した西口徳次海軍予備中尉の零式艦上戦闘機であることが今日日米双方の記録から明らかになっています。...
View Article先遣隊降下!〜平成31年度 第一空挺団降下始め
「かが」体験航海記も終わったところで、降下始めに戻ります。 指揮官降下、来賓の入場が終わると、いわゆる「地上展示」の始まりです。この展示は三段階に分かれ、まず 着上陸準備 として偵察部隊の派遣が行われるのです。 演習に先立ち、地形の説明などが行われました。 黄色や赤の旗を振っている部分がなんなのか聞き逃しましたが(おい)この演習場、事前に配られたパンフレットによると、...
View Articleへリボン部隊による第2次目標確保〜平成31年第一空挺団 降下始め
わたしが本年度の降下始めについて、例年になくその展示を専門っぽい用語で説明できているのには訳があります。 今年は朝演習場に入場したとき、途中で参加者にA4用紙を二つ折りにしたカラーのパンフレットが配られたからで、そこに記されたタイムテーブルと写真を照合して紹介しているからです。...
View Article最終フェーズと岩屋防衛大臣の訓示〜平成31年度 第一空挺団降下始め
平成31年度降下始め地上展示は、いよいよ最終段階へと差し掛かりました。フェーズ2で「海岸堡の設定」を目標とした我が軍は、これに成功し、ヘリ火力と狙撃、そして地雷の散布によりある程度敵を撃破した、というところでフェーズ3になります。 海岸堡設定に続くフェーズ3、それは・・・・ 「海岸堡設定以降の攻撃」! それはそうだろう、というしかないわけですが。 というわけで「海岸堡建設以降の攻撃」です。...
View Article近接格闘訓練展示〜平成31年度 第一空挺団降下始め
お話ししてきた平成最後の降下始め参加記も最終回になりました。前回、防衛大臣訓示のところまでお話ししたわけですが、少しだけ時間を戻して、今日は招待者観覧席前で行われた近接戦闘訓練のデモンストレーションについてです。...
View Articleヘイゼル・イン・リー〜航空名誉殿堂入りした中国系女性
メア・アイランド海軍工廠跡にある博物館の展示を見ていて、海軍工廠に関係のある女性について紹介するコーナーに、マギー・ジー(Maggie Gee ) という中国系女性パイロットの写真を見つけました。 大戦中、女性ばかりのパイロットサービス部隊、WASPがありました。WASPの設立については、 ジャクリーヌ・コクラン、ナンシー・ハークネス・ラブ...
View Article国旗降下を江田島で〜海上自衛隊幹部候補生学校訪問
旧海軍兵学校跡、現海上自衛隊第一術科学校、通称江田島。 海軍に興味を持つようになって初めて知ったこの地にわたしはこれまで何回訪れたことでしょうか。ざっと頭で数えたら、海自OBによって行われる一般向けのツァー2回、元自衛官と一緒に参加したツァー1回、海軍兵学校の同窓会でそれまで見たことがない高松宮邸まで見学したのが1回。...
View Article戦艦「カリフォルニア」〜メア・アイランド海軍工廠博物館
メア・アイランドには、ここで建造されたとか、改修を行っていたとか、資料が残っている艦船が紹介されています。 亀の甲文字で読みにくいですが、これは初期の潜水艦、 USS「グラムパス」SS4 USS 「パイク」SS6 が並んでいる写真。どちらも プランジャー級潜水艦...
View Article海上自衛隊 岩国基地訪問〜米軍基地の半旗と事故報道
「かが」の体験航海のために呉に行く際、どうせそちら方面に行くのならとわたしたちは海上自衛隊岩国基地への表敬訪問を計画しました。...
View Article「宜しい」と第六潜水艦煎餅〜海上自衛隊岩国航空基地史料館
岩国基地に訪問し、まず群司令との会談に続き、レクチャーを終えたのち一旦司令に挨拶をして車に乗り込みました。見学ツァーの最初は、岩国基地にある資料館です。 あ、ところで忘れないうちに書いておきますが、群司令との会談中、ふと部屋の隅を見ると、以前呉地方総監伊藤海将表敬訪問の際と同じく、何やらメモを取っている自衛官がいました。...
View Article二式大艇からPS-2まで〜岩国航空基地 史料館
海上自衛隊岩国基地内にある史料館は、かつてここにあった海軍時代の史料の紹介と、戦後の接収を経て海上自衛隊がアメリカ海兵隊と共同使用するようになってからの史料、二つに別れています。...
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