メア・アイランドの「マッド・パピー 」原子力潜水艦「ギターロ」〜メア・アイランド海軍工廠博物館
今日はメア・アイランドに関係ある「ギターロ」という名前の2隻の潜水艦についてお話しします。 まずは第二次世界大戦に参加したUSS「ギターロ」、SS-363。 「ギターロ」というと楽器のギターを思い浮かべてしまいますが、潜水艦「ギターロ」の命名となったサカタザメ「ギターロ」の英名は「ギターフィッシュ」、スペイン語でギターを意味します。 これがギターロさん。まあ言われてみればギターぽい?...
View Article令和元年 雨の海上自衛隊練習艦隊出国行事
元号が変わり、タイトルも「令和元年」となった練習艦隊が出国する予定の日、天気予報は驚くことに「降雨確率100パーセント」となっていました。...
View Article雨の登舷礼〜令和元年 海上自衛隊練習艦隊出航
横須賀地方隊で行われた令和初の練習艦隊出国行事は、なんの因果かおそらく海上自衛隊にとっても歴史的な豪雨の中の出港となりました。 わたしの周りの招待者のほとんどは欠席していましたが、関係者や来賓、何より実習幹部と乗員の家族はほぼ全員が間違いなく現地に来ていたのですから、うちのTOのように、電車が止まって仕事に戻れなくなるかもしれないと考え、安全策を取った人以外は、はっきり言って「サボり」です。...
View Article金刀比羅宮における「慰霊祭と追悼式」〜掃海隊殉職者追悼式
毎年5月の最終週末に行われる掃海隊殉職者の追悼式に今年もご招待いただき、参加してまいりました。 終戦直後より大戦中日本近海に敷設された機雷の掃海に従事し、戦後日本の航路啓開にその命を殉じられた七十九柱の御霊を慰霊追悼するこの催しは、毎年高松市の金刀比羅宮境内に座す殉職者慰霊碑の前で行われます。...
View Article舟盛りと機雷と自衛艦旗降下〜掃海母艦「うらが」艦上レセプション
今日、5月27日は旧海軍記念日に当たります。 わたしは最近買い変えた車のナンバーをこの527にしている人ですが、こういう変わったことをする人間は世間には稀で、ほとんどの人にとってこの日は、何の意味もない普通の日に違いありません。...
View ArticleSOPAと失われた自衛艦旗の真実〜掃海母艦「うらが」艦上レセプション@高松港
高松で行われた掃海殉職者追悼式に伴う掃海母艦「うらが」艦上でのレセプションは、日没時刻を迎え、恒例の自衛艦旗降下が行われました。 海曹と海士が索を結び、自衛艦旗を畳むという後の作業を行なっています。 この後、旧知の自衛官から 「今日の自衛艦旗降下はどうでしたか」 と聞かれたので、 「やっぱり甲板が広いと人がいなくて撮りやすいです」...
View Article掃海殉職者慰霊碑〜 掃海隊殉職者追悼式@金刀比羅神宮
毎年5月の最終土曜日には、金刀比羅神宮の一角にある慰霊碑前で戦後日本の周辺海域の機雷を除去し、海を警戒する任務中に殉職した掃海隊員の追悼式が行われます。...
View Article掃海隊員の歌七番〜海上自衛隊 掃海隊員殉職者追悼式@高松金刀比羅宮
今年の掃海隊殉職者追悼式に参加して気づいたのは、参加者に配られる資料等が新しい内容になっていたことです。 編者は元航啓会の会長で、幹候(部内)2期の細谷吉勝氏。「苦心の足跡」でも三項を手がけておられ、実際の部隊は「カルガモ艦隊」と言われた頃の第101掃海隊におられました。 「語り継ぐ 太平洋戦争後の掃海戦」...
View Article直会〜海上自衛隊 掃海隊殉職者追悼式@ 高松 金刀比羅宮
前々回、冒頭に掃海隊殉職者79名の名前が刻まれた、金刀比羅神宮の慰霊碑裏側にある金色の銘板の写真をアップしましたが、それをつぶさに見た方がおられましたら、その中の一人に、苗字しかない殉職者がいるということに気がつかれたかもしれません。 「後藤」としか記されていない隊員、あるいは保安員。...
View Article海上自衛隊 阪神基地隊 開隊67周年記念行事 前半
6月1日は、阪神基地隊が開隊して67周年目を祝う行事が行われました。ご招待いただきまして、参加してまいりましたのでご報告です。 おっとその前に、週末は記念行事が各地の自衛隊で行われたらしく、Kさんは北海道は東千歳の第7機甲師団の創隊64周年記念行事に参加され、毎年夏の総火演も顔負けの演習を見てこられたそうです。...
View Article令和元年 海上自衛隊 阪神基地隊 第67周年開隊記念行事 後半
6月1日に阪神基地隊で行われた第67回開隊記念行事についてです。 前回、長くなりそうなので一旦切ったところが、この来賓の挨拶だったので、つい思わせぶりな書き方をしてしまいましたが、そう書いたのにも少しだけ理由があって、 政府代表 関西代表 特命全権大使 山本条太氏...
View Articleメア・アイランド海軍工廠〜ヒストリックパークファウンデーション
長らく語ってきたメア・アイランド博物館の展示についての話も、最終回になりましたので、ここでメア・アイランドのドックなど海軍工廠そのものをご紹介して終わりたいと思います。 昔活気があったここは、海軍工廠が閉鎖してからご覧の通りゴーストタウンです。...
View Article燃料補給艦「モーミー」と「ニィーミッツ」中尉〜メア・アイランド海軍工廠生まれの艦船
前回、「メア・アイランドシリーズはこれで最後だ」と言いつつ、締めをしてしまったのですが、掲載していなかったログが発見されました。 今度こそ、メア・アイランド工廠跡見学の最後、というわけで、ここで建造された艦船についてお話ししていきます。 とかなんとか言いながら、 USS「インディペンデンス」 が建造されたのはボストンのネイビーヤードなんですけどね。...
View Article橘花と燕(メッサーシュミットMe262)〜スミソニアン航空宇宙博物館
世界の航空博物館数あれど、旧日本軍の軍用機をこれほど数多く、しかも完璧な状態にそのほとんどを修復して後世に残してくれている博物館は、ここスミソニアン航空宇宙博物館の別館、正式名スティーブン・F・ウドヴァーヘイジーセンターをおいてないでしょう。 ただし、完全な姿で見つからなかったものについては、修復をあえてせずそのままの形で展示されていたりします。...
View Articleへランティスブロン(HELANTISUBRON)の謎〜空母「ミッドウェイ」博物館
前回の「ミッドウェイ」シリーズでは、2年前の訪問時の写真をご紹介しましたが、今回から最新(といっても昨年夏ですが)のものを挙げながらお話します。 昨年夏、三度目となる「ミッドウェイ」見学のため、サンディエゴに滞在しました。部屋からは以前ここでもご紹介した「パール・オブ・インディア」が見えます。アラスカに鮭を採りにいっていたこともある帆船です。...
View Articleウェストパックの大きなお婆ちゃん〜空母「ミッドウェイ 」アイランド・ツァー
サンディエゴの記念艦「ミッドウェイ」、念願の艦橋ツァーに参加できることになり、十人くらいの見学者と一緒に艦橋に入っていったというところまでお話ししました。 乗艦に際してはボランティアの爺さんが各自持っているトランシーバーで 「次のツァー出発OK」「ラジャー」...
View Article新東宝映画「憲兵二部作」〜「憲兵と幽霊」
ディアゴスティーニでコレクションした戦争映画のDVDの整理をしていて、題名だけでこれはもうキワモノに違いないと確信する、二つの「憲兵もの」を見つけました。 「憲兵とバラバラ死美人」1958年 「憲兵と幽霊」1958年 毎回言うのですが、この東宝戦争映画コレクションには、舞台が軍隊であるというだけで絶対戦争ものじゃないよね?というのが多々含まれており、これもその二つです。...
View Article新東宝映画「憲兵二部作」〜「憲兵とバラバラ死美人」
「憲兵二部作」にまとめて見たものの、ここに至って 「憲兵とバラバラ死美人」1958年 大蔵貢作品 は、戦争ものや軍隊ものではもちろんなく、かといって憲兵ものでもないような気がしてきました。 人格高潔な正義漢、冷静で民間人にも低姿勢の憲兵曹長が難問を解決していく。つまりこれは軍隊を舞台にした「名探偵もの」に属する話のようです。...
View Article創作された「悪の憲兵」像〜新東宝映画「憲兵二部作」
新東宝の当時のポスターが資料として映画の解説に掲載されていたので、それをご紹介することにします。 まず冒頭は、天知茂主演の「憲兵と幽霊」ですが、これ見て主演が天知茂だと思う人はいませんよね。真ん中で拷問されているのも、右上の血まみれのフランケンも中川昭二で、天知茂は左上になぜか二体、右下で三原葉子とキスしているシーンと一つのポスターで三様あるのに、扱いがどうも端役っぽい。...
View Articleドラゴン・スレイヤー「屠龍」〜スミソニアン航空宇宙博物館
スミソニアン航空宇宙博物館別館に当たるダレス空港の隣、スチーブン・F・ウドヴァー-ヘイジーセンターに保存展示されている航空機の中から、帝國陸海軍の軍機をご紹介しています。...
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