その後の「愚直タレ」〜呉地方総監部訪問記
前回、呉新総監のモットー「愚直たれ」を具現化した、その名も「愚直タレ」について書いたところ、なかなかの反響がありました。 というわけでわたくし、そんな皆様のためにも、再び呉総監に会うからには、愚直タレの誕生秘話とか、その後の顛末などを聞きたい、いや、聞かねばならぬと意気込んで呉地方総監部庁舎に足を踏み入れたのでございます。...
View Article平成28年度 年忘れ映画ギャラリー
イベントなどへの参加が増えたため、一時ほど頻繁でなくなりましたが、時間が出来たときには楽しみ半分で映画紹介をしています。 今年もわずかながらそんなエントリのために書いた絵を紹介して恒例の年忘れといきたいと思います。 まず、年明け早々にご紹介した「亡国のイージス」。 この映画はハマりましたねー。どうしてもっと早く見なかったんだろうと悔しくなるレベルでした。去年の年忘れギャラリーでは、...
View Article平成28年度 年忘れ人物ギャラリー
今年も最後の日になりました。恒例の人物ギャラリーで締めくくりたいと思います。まずはブログタイトル通り、ネイビーギャラリーから。 酒巻和男海軍少尉 真珠湾攻撃の際、特殊潜航艇に乗り込んでハワイに突入した10人の士官と下士官のうちの唯一の生存者でしたが、その数奇な運命を世間の目に曝すことを望まず、ブラジルに移住してひっそりとその一生を終えた「捕虜第1号」酒巻和男海軍少尉。...
View Article横須賀のカウントダウン 2017年
みなさま、明けましておめでとうございます。 2010年4月20日から始まった「ネイ恋」も、気づけば今年で7年目に突入しようとしております。海軍に興味を持つとほぼ同時に、何もわからないままブログを始めた、ということは、わたしの「海軍歴」はほぼ7年。少し遅れて海自に興味を持ち出し、海自歴はほぼ6年というところです。...
View Article瀬戸内に浮かぶアートの島、直島
さて、年明け早々の話題に、年末の旅行記をお届けします。今回の旅行はわたしは全く計画に参与することなく、TOとMKがごにょごにょと相談し、いつの間にか決まっていました。MKは基本旅行が嫌いなのですが、今回は乗り気。それというのも旅行のテーマが 「瀬戸内に浮かぶ島の現代建築作品でもあるホテルに泊まる」 というもので、建築に興味のある彼のツボだったからです。...
View Article「オーバル」に宿泊〜瀬戸内海・直島
今回の旅行のハイライトは二日目に安藤忠雄氏設計の「ベネッセハウス」内でも最も有名な「オーバル」に泊まることでした。 わたしは全く計画に関わっていないので後から聞いたのですが、どうして3泊4日の旅行の中日に一番いい部屋にしたかというと、最終日の朝、仕事の関係で午前中には東京に帰らないといけなかったからです。...
View Article靖国神社に初詣
三が日も終了しましたが、みなさま、どんなお正月でしたでしょうか。 我が家は元旦を親子別々に迎えたので、二日は家族で過ごすことにして、まずはお正月らしく歌舞伎を観に行きました。 新春公演の初日で、お目当の演目は「大津絵道成寺」。...
View Article枕でアレルギー騒ぎ〜直島・ベネッセハウス
瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島旅行記、三日目です。 夜になりました。「オーバル」に居ることそのものが楽しくて、わたしたちは暗くなってからも写真を撮りまくりました。 夜のオーバルは、そのプールの部分が黒々とした黒曜石のようです。照明が水に映る様子もまた面白きかな。 夕食はミュージアム棟のレストランで和食をいただきました。こんなところを歩いてご飯を食べに行きます。...
View Article彼女の流転の生涯〜ミサイルコルベット艦「ヒデンゼー」
マサチューセッツはフォールウォーターにある世界最大の戦艦展示を誇るバトルシップコーブ。戦艦「マサチューセッツ」についてようやく全部をご紹介し終わったので、その他の艦についてお話ししていくことにします。...
View Articleテルミートミサイルの日の丸〜ミサイルコルベット艦「ヒデンゼー」
一応主体は東ドイツ海軍で運用されていたミサイルコルベット艦「ヒデンゼー」。 アメリカでこれが見学できるというのも不思議な運命です。 甲板から階段を下りて中に入ってみました。 まずコンパクトなスイッチ、配電盤が並ぶチャートルーム。 その前方が操舵室です。規模としてはちょうど日本の掃海艇くらいかもしれません。...
View Article映画「勝利への潜行」 前半
新春第一弾にお送りする映画のご紹介は、ロナルド・レーガン主演「勝利への潜行」。 何かを検索していて知ったので取り敢えずCDを買ってみて、もし面白かったらここでお話しする、 と予告しておいた、レーガンとナンシー夫人の共演映画です。 年末、コーレルの絵画ソフトをアップデートしたので初めてこれで冒頭の絵を製作してみました。...
View Article映画「勝利への潜行」 後半
本日冒頭画像ですが、ある事情があって、丸一日費やしてしまいました。 バックの潜水艦内をかなり細かく書き込んだ画像を製作し、あとはアボット艦長の左側の潜望鏡を描けば出来上がり、というところで、なんの前触れもなくペインターがクラッシュし、一瞬にして何時間かかけた絵が消えてしまったのです。...
View Article甲板とユニオンジャック〜潜水艦「ライオンフィッシュ」
さて、場つなぎで取り上げた映画「ヘルキャット・オブ・ザ・ネイビー」は、これから取り上げるシリーズのいわば前座となりました。(そういうつもりはなかったのですが、気づけばそうなっていたという感じ) シリーズ前回お話ししたミサイルコルベット艦「ヒデンゼー」と、これからお話しするつもりの「ジョセフ・P・ケネディ・ジュニア」の間に係留してあるこの潜水艦SS-298「ライオンフィッシュ」についてです。...
View Article対日戦の戦果(の真実)〜潜水艦「ライオンフィッシュ」
前回今回共に、「ライオンフィッシュ」の写真を撮ったのは戦艦「マサチューセッツ」の甲板からです。あらためてみると「バラオ」級潜水艦の艦尾に妙なものが。名前はなんというか知りませんが、減揺装置の一種ではないでしょうか。 ここでいきなり余談です。 現代の潜水艦の塔から突き出している羽のような減揺装置をフィン・スタビライザーといいますが、これを発明したのはなんと日本人であったということをご存知でしょうか。...
View Articleスプルーアンスの息子〜潜水艦「ライオンフィッシュ」
バラオ級潜水艦「ライオンフィッシュ」。前部発射管を見ただけで前回終わってしまったので次に行きたいと思います。 発射管室はこのように檻状の扉で仕切られていたので、魚雷発射管の写真は、間からカメラを入れて撮りました。信管と火薬を抜かれて不発処理された魚雷の上にはカンバスのバンク(兵員寝床)があるのは皆同じ。魚雷の上に寝るこの配置は開放感があって兵には人気があったそうです。...
View ArticleF-M社の対向ピストンエンジン〜潜水艦「ライオンフィッシュ」
さて、潜水艦「ライオンフィッシュ」見学、最終回です。いままで見た潜水艦の内部は、前後に魚雷発射管、コニングタワー下にジャイロコンパスや操舵のあるコントロールルームがあって、士官用の区画は前方、下士官兵の食堂はタワーよりも後方、にあるというのが共通していました。狭い潜水艦内ならどこが上も下もなさそうなものですが、これが決まっているのはおそらくですが、...
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