朝礼と国旗掲揚〜江田島 幹部候補生学校見学
というわけで、わたしにとって初めての 「生(なま)総員起こし」 見学は終わりました。朝起きるなり一連のルーチンを問答無用でこなす集団生活。 幹部になるという目的のために自ら志望してこの場にいるとはいえ、一般人のなかでも自他ともに認めるユルい毎日を送っているわたしにとって、そんな彼らの姿というのは、見ているだけで、 「生まれてきてすみません」 と我が身を省みて罪悪感に苛まれるほどに眩しいものでした。...
View Article映画「原子力潜水艦浮上せず」〜”Roger, Mother Hen. This is Baby Chick!"
映画「原子力潜水艦浮上せず」二日目です。 冒頭画像は三日目のために製作した二つのバージョンのうちの一つですが、DSRVがバックに入っているので捨てがたく、当初の二日目の挿絵を引退させて採用しました。 しかし、二日目もせっかく製作したので、無理やり載せてしまいます。...
View Article映画「原子力潜水艦浮上せず」〜That Other May Live
「ピッツバーグでであった動物たち」で、わたしがネコ語で猫と会話して、と書いたところ、そのネコ語に対して質問がありましたので、その時の会話をYouTubeにアップしておきました。 コメント欄で告知しましたが、そんなところまで読まんという人のためにここに貼っておきます。 アメリカのネコにネコ語で話しかけてみた さて、気を取り直して、 映画「原子力潜水艦浮上せず」、後半です。...
View Articleフォクスル再び〜空母「ミッドウェイ」博物館(おまけ 「スレッシャー」沈没事故)
一度ミッドウェイ博物館のフォクスルなる区画について説明していますが、もう一度、前回よりマシな写真をご紹介させていただくことにします。 フォクスル(FOCS'LE )は船首楼のことで、立派な日本語があるためこの言葉を日本人がそのまま使うことはまずありません。...
View Articleナチスドイツの降下猟兵と野戦憲兵〜ウィーン軍事史博物館
20世紀初頭、ハプスブルグ家の最後の皇帝が執政の場を去り、革命によって共和国が誕生するも、第一次世界大戦後の混乱の中で国民はドイツ帝国の一員となることを自ら選び、併合が行われた。 今なら今北産業で説明できることを、なんとなく関心と知る機会がなかったためこれまでぼんやりとした認識しか持たなかったことを猛烈に反省しています。...
View Articleナチス党の軍服と国防軍無罪論〜ウィーン軍事史博物館
アドルフ・ヒトラーが最高権力者に上り詰めて最初に何をしたかというと、ナチス党の制服のデザインを熱意を込めて制定することでした。 そのミッションに直接関わり指揮したのが宣伝相だったゲッベルスです。...
View Articleフランク・ロイド・ライト「フォーリングウォーター」
うちの玄関ホールには、MKがレゴで作った世界の建築シリーズの「帝国ホテル」を中心に「グッゲンハイム美術館」そしてライトの「フォーリングウォーター」が飾ってあります。 ピッツバーグ滞在の時、知人に車で2時間ほど郊外に行けばこの有名な歴史的建築が見られると知人に教えてもらい、最初の週末に早速家族で行くことにしました。 しばらく郊外に向かって走ると、農村地帯が現れました。 何だろうこのロールは・・・。...
View Articleオーストリア軍の武器装備〜ウィーン軍事博物館
ウィーン軍事史博物館の不思議なところは、第一共和国の成立(1919)からアンシュルス、オーストリア併合、そして第二次世界大戦の終わりとこれだけの期間が一つの展示室に収まっていることです。...
View Articleワールド・イン・ユニオン〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
自衛隊恒例の秋の音楽イベント、自衛隊音楽まつりは今年令和元年、いつもの武道館から場所を国立代々木競技場に移し、予行練習を含めて三日の日程を無事終了しました。 各方面からのご好意により今年も参加して参りましたので、しばらくの間ご報告させていただきたいと思います。...
View Article「陸軍分列行進曲」〜令和元年度自衛隊音楽まつり
例年ならまだ音楽まつり全日程が終了しないうちから、我慢できずに写真をアップしてしまうわたしが、今年はなぜエントリアップまで実質2日かかってしまったかといいますと、それはパソコンのトラブルでした。 トラブルと言っても何のことはない、大量にRAW画像をアップロードしていると、 「もうHDに空き容量がなく読み込めません」...
View Articleピアノソナタ「悲愴」〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
令和元年自衛隊音楽まつり、第一章の一番手である陸自中央音楽隊が第302保安警務中隊と競演した最初のプログラムが終了しました。 すると、ステージに迷彩服の演技支援隊がアクリル製の透明なピアノを設置し始めました。 うむ、東音は今回主力武器としてピアノを投入するつもりだな?...
View Articleボヘミアン・ラプソディ〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
オープニングに続き陸海自衛隊音楽隊の演奏が終了しました。第一章のテーマは トラディションー伝統と継承の響きー なので、続く外国バンドも日本に長らく駐在している米海軍軍楽隊もそういう意味ではここにカテゴライズされるでしょう。 ところでわたしは夏前に映画感想エントリをまとめて作成したのですが、その中に團伊玖磨の自伝を基にした「戦場にながれる歌」という陸軍軍楽隊ものがあります。...
View Article通信機器とテレグラフ「真珠湾に空襲 訓練にあらず」〜メア・アイランド海軍工廠博物館
音楽まつりの報告の途中ですが、本日日本時間の12月8日は日本軍が真珠湾攻撃を行い、日米が開戦した日ですので、こんなテーマを取り上げてみます。 ちなみに、本日アップは、日本時間8日午前3時22分 、日本海軍の航空機隊が真珠湾上空で全軍突撃を行い、攻撃司令淵田美津雄が旗艦「赤城」に対してトラ連送、 「トラ・トラ・トラ」 つまり「ワレ奇襲ニ成功セリ」を打電した時間にしてみました。 でっていう。...
View Article千本桜〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
在日米陸軍軍楽隊と海兵隊音楽隊のステージが終了しました。ここで「トラディション-伝統と伝承の響き」と銘打った第一章はフィナーレを迎えることになりました。 トランペットのソロで幕開けです。 「ラーラーソーソーラソソミー レードレドレドミソ〜」 というフレーズ、聴いたことあるようなないような。 二方向あるエンドの片側には今演奏を終えたばかりの海兵隊が。...
View Articleベトナム〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
ところで、読者のあざらしロビさんが、どうやらわたしと同じ日に音楽まつりに出撃されていた模様です。 矢印のところにおられるのがロビさんと奥様。(右は夫妻肖像画) ちょうどその向かい、貴賓席にわたしが座っていたことになります。この写真で言うと、左側のふたりボックス席の右側がわたしです。 そうそう、後ろに座った人が黒い上着を掛けてきたので目障りだなあと思っていたりしたんですよね(笑)...
View Articleヨルク軍団行進曲〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
さて、令和元年度自衛隊音楽まつりに出演する最後の外国ゲストバンドが入場を始めました。 ピッコロが軽快なメロディを奏でる行進曲に乗って ドイツ連邦参謀軍軍楽隊 の入場です。 こちらも同じく参謀軍ですが、この参謀軍軍楽隊は国家儀礼の式典での演奏も担当する、つまりそれだけ技量があるということなのだろうと思われます。...
View Articleスローン・ルーム〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
外国招待バンドのステージが全て終了しました。最後に出演した自衛隊音楽隊は航空自衛隊航空中央音楽隊です。 紹介でいきなりクロスドメイン、つまり陸海空の領域を超えた防衛の新世紀の姿を言い表すために、 「宇宙」「サイバー」「電磁波」 といった空間に言及しました。 これは、同隊の選んだ本日のテーマ、「スターウォーズ」につなげるための実に適宜な導入だったといえましょう。...
View Article打ち上げ花火〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
航空中央音楽隊の演奏をもって、全音楽隊のステージが終了しました。 真っ暗な会場の一隅からドラムの音が響きわたり、会場はスポットライトに照らされた音のする方を注目します。 バルコニーのようになった部分には陸自中央音楽隊の打楽器陣がまるで戦いを挑むかのようにドラムを連打していました。 それが終了すると、別の一隅から海自東京音楽隊の打楽器が呼応するように聴こえてきます。...
View Article波〜令和元年 自衛隊音楽まつり
自衛隊音楽まつりの第三章が始まりました。テーマは、 「ジェネレーションー世代を超えてー」 第一章の「インセプション」から「トラディション」「イクスパンション」ときて、「最後にションの付くシリーズ」ということでこの選択です。...
View Article炎輪(えんりん)〜令和元年度 自衛隊音楽まつり
防大儀仗隊の演奏が終わると、音楽まつり名物、自衛太鼓です。ところでこのとき、アナウンスで英語の「自衛太鼓」のことを 「Japan Self-Defense Force Japanese ナントカ」 と言っていたのですが、「ナントカ」」は「ドラム」ではありませんでした。聞き取れなかったので気になって仕方がないのですが、どなたかここが聞き取れた方、ご教示いただければ幸いです。...
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