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Channel: ネイビーブルーに恋をして
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「従容と義に就く境地」 湯浅竹二郎少佐〜旅順港閉塞戦記念帖

今日もオークションで手に入れた旅順口閉塞戦記念帖より、第三次閉塞作戦参加船とその指揮官についてお話ししていきます。 まず冒頭写真は、 第三次閉塞相模丸指揮官 海軍少佐 湯浅竹二郎 湯浅少佐(最終)の名前が現代の資料では「竹次郎」となっていますが、当時の資料は全て「竹二郎」であることをお断りしておきます。...

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第三次閉塞作戦 削除された「捕虜」の情報〜旅順港閉塞船記念帖

オークションで手に入れた海軍兵学校昭和2年発行の写真集、「旅順港閉塞戦記念帖」の写真を挙げながらこのことを調べていますが調べれば調べるほど、部下を探しに行って戦死した廣瀬武夫以外、他の死亡した軍人の名前が残されていないことが異様なことに思えてきます。 廣瀬少佐を閉塞作戦の象徴としたのであとは省略、ということなのでしょうか。...

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匝瑳胤次と水野広徳 二人の軍事ジャーナリスト〜旅順閉塞戦記念帖

アジ暦公開の当時の資料を見ると、第三次作戦における戦死者は相模丸 13 朝顔丸 18 佐倉丸 19 愛國丸  8 となっていて、参加全12隻のうち、全滅したのは「朝顔丸」「佐倉丸」。 戦死した指揮官は 向(朝顔丸)、白石(佐倉丸)、高柳(江戸丸)、野村(小樽丸)、湯浅(相模丸) の5名となります。 大尉であった5名は戦死後いずれも少佐に昇進しました。...

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第三次閉塞隊員慰霊碑〜旅順港閉塞戦記念帖

お話ししてきた昭和2年発行の「旅順閉塞作戦記念帖」シリーズ、全部隊について説明を終えたところで、最終回の今日は記念帖に掲載されたその他の写真についてあますところなくご紹介していきます。 まず、冒頭の絵画ですが、当時の白黒写真で撮られているのは、忘れもしない、舞鶴地方総監部の見学の際、大講堂で見たあの絵です。 これが今現在の同じ絵画。...

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映画「Uボート」〜"Mußi denn (別れ)”

ついにこの映画を取り上げるときがやってきました。 「Uボート」。 なんと公開されたのは1981年、もう40年近く前のことになります。わたしは当時そんな映画が公開されていたことすら知らなかったのですが、当時は世界中で大ヒット(といってもハリウッド的なヒットではなく)し、外国映画が流行るのが稀といわれるアメリカでも、場所によっては映画終了時に観客が立ち上がって拍手したというくらい評価されました。...

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映画「Uボート」〜リスト作曲 交響詩「レ・プレリュード」

映画「Uボート」、二日目です。 今更ですが、当ブログでは解説とツッコミと主目的として映画をご紹介しているので、基本「ネタバレ上等」という態度です。 特にこの映画に関しては文字通りの微に入り細に入りになりそうなので、映画をまだご覧になっておられない方は、その点ご了解を賜り、あくまでも自己責任でお読みいただくことをお願いします。   さて、Uボートがラ・ロシェルを出航して一日が終わりました。...

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映画「Uボート」〜”J'attendrai”(待ちましょう)

               映画「Uボート」三日目です。 爆雷攻撃を仕掛けてきた駆逐艦が去っていったとおもいきや、また別の艦が現場にやってきたらしいという調音長の報告に絶望が走った我らがUボートですが、息を殺して待っていると、 なんと遠ざかっていくではないですか。そして遠くで爆雷の音が聴こえました。 「22発目」 なんと爆雷の数をこの状況下でチェックしている人がいました。いつも冷静な操舵長です。...

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映画「Uボート」〜”La Paloma"(押し寄せる波のように)

  映画「Uボート」四日目になってしまいました。艦長、トムゼン大尉、次席士官ときて今日のタイトル画は機関長です。登場人物を全員描ききるまで終わらないんではないかという不安が(笑) さて、散々駆逐艦に翻弄されてそれでも持ち堪えてきたUボートですが、攻撃の治ったとき、機関室の奥から幽鬼のように彷徨い出てきた影あり。...

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映画「Uボート」〜"It's a long way to Tipperari"(ティペラリ・ソング)再び

映画「Uボート」、五日目になります。 航空機の爆撃によって機関を破損し、沈み続けたUボート。深度が計器のリミットを超えて祈りを唱える者が現れたころ、艦体に大きな衝撃が走りました。 そして死のような静けさが・・・。 「海底だ」 海峡なので深度が浅かったことが幸いし、艦は着底しました。艦体は深海280mの圧力にも耐えたということになります。...

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映画「Uボート」〜帰港 (大公アルブレヒト行進曲)

映画「Uボート」について細々と書いてきましたが、1980年台に公開され、すでに40年近く経っている作品なので、いろんなところで語られており、たとえば感想や蘊蓄を交換し合う専用のスレッドなども百出しています。 そして、どんな評価を見ても、大勢の意見は、この映画が過去製作された潜水艦映画で最高の部類に属するというところに落ち着いていると思われました。...

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コロナ自粛中の大学キャンパス〜アメリカ滞在記

というわけで現在アメリカにいます。 少し前、MKの大学は全授業の最初の1週間をオンラインで行うことを決定しました。それまではとりあえず一部授業のみ対面ですることになっていたのですが。...

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オンラインの入学式〜アメリカ滞在

アメリカで生活してしばらくになりますが、映画や観劇、コンサートの類はそもそもこちらでも絶賛自粛中ですし、ほとんどのレストランはテイクアウトだけの営業なので、外出は食料品とMKの生活立ち上げのための用品の買い出しか、そうでなければ外を歩きに行くくらいしかしていません。...

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ソルジャーズ&セイラーズメモリアルホールと博物館〜南北戦争のヴェテラン

ペンシルバニア州はアメリカでも最も古い州の一つです。その中でもピッツバーグは古くは鉄鋼で栄えた街で有名で、わたしなども実際に行くまでは「鉄鋼の街」「工業都市」をイメージしていました。...

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ゲッティスバーグルーム〜ピッツバーグ ソルジャーズ&セイラーズ 記念博物館

南北戦争に参加した全ての軍人たちを顕彰するために1910年代からここピッツバーグに作られた、ソルジャーズ&セイラーズ・メモリアル&ミュージアム、略称SSMM、最初に誰もが足を踏み入れるのは、「ゲッティスバーグ・ルーム」 です。 ここにはSSMMの壮麗な建物の歴史を物語る写真もありますが、最も目を引くのがこの アレキサンダー・ヘイズ准将(1819-1864) の巨大な肖像画です。...

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ゲッティスバーグ観光記念の「土産物」〜ピッツバーグ ソルジャーズ&セイラーズ記念博物館

ピッツバーグの学校地区にある兵士と水兵のための記念館、そして軍事博物館でもあるSSMMの展示から、最初の部屋「ピッツバーグ・ルーム」にある展示をご紹介しています。 南北戦争のハイライトでもあるゲッティスバーグの戦いですが、ゲッティスバーグがペンシルバニア州だったなんて、初めて知りました。おそらくこれを読んでいる方々もほとんどは考えたこともないのではないでしょうか。...

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ズアーブ兵部隊と古兵予備軍団(傷病兵部隊)〜兵士と水兵の記念博物館@ピッツバーグ

「レキシントンの戦い」の再現ショーが見られたボストン、南軍からの攻撃に対応するために作られたフォートがあったサンフランシスコ、そしてここピッツバーグでも、南北戦争の痕跡は至るところにあります。 なにしろペンシルバニア州ではあのゲッティスバーグの戦いが行われ、ピッツバーグには砲兵工廠や陸軍連隊のヘッドクゥオーターがありましたから、市内には有名な将官の墓所なども普通にあって、車で走っていると...

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アメリカの「カルチャー」〜ピッツバーグ滞在

9月になりましたが日差しは相変わらず強く、湿気が大気中にたまってくると猛烈な勢いで雷を伴う雨が降ってまた爽やかさが戻ってくる、これを繰り返して少しずつ涼しくなっていくのがピッツバーグの晩夏です。 日課のウォーキングですが、今回車で10分くらい行ったところにトレイル(散歩道)コースがふんだんにある公園、フリックパークを見つけました。 ピッツバーグ最大の広さを誇る市立公園で、2.61...

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19年目の9月11日〜アメリカ滞在

MKの大学も本格的に授業が始まり、さっそく「忙しくなった」そうですが、初めての自炊生活もなかなかいい出だしのようで、 「もうポットでご飯を炊くのは完璧」...

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オハイオへの旅〜ミリタリーミュージアムを訪ねて

MKが学校の新学期からの授業を日本で受けるという可能性もあったためこの夏はそもそもアメリカに行くことができるのかどうか、ギリギリまでわからなかったのですが、最終的に渡米が決まりました。 その瞬間、わたしはある計画を実行にうつすべくリサーチを始めていました。実は今度ノースイースト滞在が実現すればぜひ行きたいところがあったのです。...

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華府軍縮会議〜映画「怒りの海」 1日目

アメリカ滞在中にブログ作成するつもりで画面をキャプチャしたときには、本作が海軍省検閲済みのいわゆる国策映画であること、主人公はあの平賀譲であること、ワシントン軍縮条約の結果についての怒りが映画のテーマになっていることなどがわかったわけですが、さていつものように情報を集めようとしたら、これがびっくり。...

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