ガルベストン級ミサイル巡洋艦「リトル・ロック」〜バッファロー&エリー郡海軍&軍事博物館
前回に引き続き、エリー湖のほとりにある海軍軍事博物館の艦船展示を外からの写真で紹介していくことにします。 今日ご紹介するのは潜水艦「クローカー」の外側に係留展示されている軽巡洋艦「リトル・ロック」です。 それではまず、バッファロー・エリー郡海軍&軍事公園のHPより、「リトルロック」の紹介を書き出してみます。...
View Article兄弟艦(きょうだいぶね)駆逐艦「ザ・サリヴァンズ」〜バッファロー&エリー郡海軍軍事博物館
エリー湖岸に偶然見つけた海軍&軍事公園の展示から、今日は最後の係留展示となる駆逐艦「ザ・サリヴァンズ」をご紹介します。 まず、「ザ・サリヴァンズ」の係留されている位置ですが、潜水艦「クローカー」の後方岸壁、ミサイル巡洋艦「リトル・ロック」の内側となります。 「リトル・ロック」の艦内見学のためには、「ザ・サリヴァンズ」から乗って「クローカー」経由で降りてくるというコースとなっているようです。...
View ArticleWe Stick Together ! 駆逐艦「ザ・サリヴァンズ」〜バッファロー・エリー郡海軍軍事公園
エリー湖の河畔にとつ現れたネイバルパーク、バッファロー・エリー郡海軍軍事博物館。そこには三隻の米海軍艦船が係留展示されています。 前回、そのうちの一隻、駆逐艦「ザ・サリヴァンズ」の紹介を始めたところ、命名の理由となったサリバン5兄弟の戦死と、そのことから生まれた「最後の生存者保護」の法律について説明していたら一項を費やしてしまいました。...
View Article「From 1776 to Tomorrow」〜バッファロー・エリー郡海軍軍事博物館
というわけで、エリー湖のほとりに偶然発見した海軍軍事博物館、係留展示されている軍艦三隻をご紹介し終わりました。 当施設の名称がNaval&Military'sとなっているのは、本日ご紹介する予定の陸空軍の装備も展示されているからです。...
View Articleピッツバーグにて〜2011年1月16日の「意味」
令和3年1月15日には、海上自衛隊東京音楽隊の第61回定期演奏会が行われました。 これをご覧の方の中にも貴重な演奏を聴くことができたラッキーな方がおられるかもしれません。 去年のチャイナウィルパンデミックが発生して以降、さまざまな行事が自粛によって中止されてきたわけですが、なかでも個人的に最も残念だったのは東京オリンピックでした。...
View Article映画「大東亜戦争と国際裁判」〜開戦前夜から日本の進撃
年明け早々に取り上げる映画としては少々重たすぎるという噂も一部でありますが、今アメリカが激動しているので、あえて歴史を静かに振り返るという意味で、ディアゴスティーニ配信の「戦争映画コレクション」の中からあえて「大東亜戦争と東京裁判」を選んで観てみました。...
View Article映画「大東亜戦争と国際裁判」〜終戦から東京裁判開廷まで
新東宝映画、「大東亜戦争と国際裁判」二日目です。大東亜戦争をかいつまんで説明していくスタイルは、まるでおさらいをしてもらっているような感があります。 高校の日本史の授業で見せたらいいのではないかとふと思いました(提案)...
View Article映画「大東亜戦争と国際裁判」〜罪状認否から”天皇不起訴”の決定
■罪状認否 極東国際軍事裁判、通称東京裁判は、罪状認否(アレインメント)が始まりました。 罪状認否は英米法では必須の形式的な手続きで、訴追事項に対して被告が有罪か無罪かを答えるというものです。 形式ですが、ここで「ギルティ(有罪)」と答えれば、審理は行われず刑の量定だけが審議されるというわけです。...
View Article映画「大東亜戦争と国際裁判」〜判決と処刑
映画「東京裁判」以前に、これほど極東国際軍事裁判の内容について史実に沿って作られた映画はなかったのではないかとわたしは思います。 記録に残された裁判における出来事と照らしても、かなりの点忠実であろうとしている様子が窺い知れるのです。 しかし、ときおり実際にはなかったことが挿入されています。例えば、東條英機がキーナン検事から 「(開戦を決定したことについて)間違ったことをしたと感じていないのか」...
View Article独立空軍創設の悲願 ”ハップ”・アーノルド〜陸軍航空のパイオニア
アメリカ軍の航空を語っていると、いつのまにかおなじみになってしまうのが、「ハップ・アーノルド」という名前です。つまり陸軍航空ではそれほど重要人物なんだろうと思っていましたが、スミソニアン博物館の陸軍航空コーナーにこの人の似顔絵があったので、この際その経歴とバイオグラフィーを取り上げてみることにしました。...
View Articleビリー・ミッチェルの悲願と彼の時代〜陸軍航空のパイオニア
ビリー・ミッチェルについては、第一次世界大戦の航空について述べたスミソニアン博物館の展示紹介の時に 「航空の(ひとり)十字軍」 と勝手にキャッチフレーズを与えてお話ししたことがありますが、先日終了した「海軍航空の黄金時代」のコーナーに、バランス上当然ですが陸軍航空のパイオニアも紹介されていました。...
View Article戦略爆撃 カール・スパーツとアイラ・イーカー〜陸軍航空のパイオニア
引き続き、スミソニアン博物館の陸軍航空のパイオニアという展示から今日は戦略爆撃を指揮した二人の軍人をご紹介したいと思いますが、その前に、皆様は映画「メンフィス・ベル」をご覧になったことがあるでしょうか。 ■ ピクルス桶=細密攻撃...
View Article「クェスチョンマーク号の挑戦」 戦術の革新者 エルウッド・ケサダ中将〜陸軍航空のパイオニア
スミソニアンの陸軍航空のパイオニアシリーズで名前が上がっていた中でわたしが唯一知らなかったのがこの人です。 エルウッド”ピート”リチャード・ケサダ中将Elwood ’Pete' Richard Quesada 1904-1993...
View Article◯将クレア・リー・シェンノート〜陸軍航空のパイオニア
スミソニアン博物館の「陸軍航空のパイオニア」シリーズ、最後の人物は、 クレア・リー・シェンノート Clare Lee Chennalt 1893-1958 でした。 どうもわたしはこの人物、色々と個人的に好きになれないのですが(笑)アメリカの航空界にとってパイオニアであることは間違いなさそうなので、個人的な好悪はできるだけ控えつつ本稿を無事終了させようと思います。...
View Article八方園と砲艦「赤城」慰霊碑:おまけ 軍神廣瀬の兄〜江田島旧海軍兵学校跡
もういつのことだったかというくらい昔の話になりますが、江田島の旧海軍兵学校跡を見学した時のことをお話しします。 このときの解説とご案内は海上自衛隊幹部の方にしていただきました。 まずいきなり例の「号令を聞いて育ったのでまっすぐ育った松」について 「ここは内海なので海からの強風を受けることがなく、そのせいで松もまっすぐ育ったといわれていますね」...
View Article大日本帝国の池と留魂碑〜江田島旧海軍兵学校
「赤城」の慰霊碑のあと、大講堂の来客用入り口の方向に案内されました。 「足元に気をつけてください」 注意を受けるまでもなく、道でもなんでもない坂の斜面を所々にでている岩を避けながら歩いていくのですが、うっかりしていると砂で滑りそうです。 「ちょっと面白いものをお見せしましょう」 連れてきていただいたのは、大講堂の画面上に見えている池の前でした。 「あれ、おわかりですか。日本列島があります」...
View Articleマットレス・ファクトリー(という名前の美術館)
今日は息抜きに現代アートをご紹介します。 ピッツバーグにはカーネギーサイエンスセンターという最大の自然博物館とそこにへ移設された美術館、アンディ・ウォーホル美術館がありますが、もう一つ挙げるならば現代美術館である、 「マットレス・ファクトリー」Mattress Factory が有名です。 例によってMKがネットで見つけてきた情報をもとに 「マットレス・ファクトリー行ってみない?」...
View Article米国商船部隊と「メレディス・ヴィクトリー」号の難民救出〜兵士と水兵の記念博物館@ピッツバーグ
去年の夏はこれまで何年間も連続して必ず一年に一度は滞在していたサンフランシスコなど西海岸に初めて行けずじまいでした。 そして何の因果か、いまだにこの博物館のあるピッツバーグにいて、毎日前を車で通っていますが、最後に見学したのは2019年の夏です。 まだピッツバーグにいるうちにシリーズを終わらせてしまいましょう。 ■ アメリカ合衆国商船部隊...
View Article「コーヒーポット・ジョー二世」の除隊・第二次世界大戦海軍資料〜兵士と水兵のための記念博物館@ピッツバーグ
ピッツバーグの「ソルジャーズ&セイラーズ・メモリアル&ミュージアム」の回廊はいよいよ近代海軍の展示が始まり、思わず盛り上がるわたしです。 ■ 航法のための設備いろいろ 「ジャイロスコープ・コンパス」と説明があります。つまり略してジャイロコンパスですね。 転輪羅針儀という言葉もありますが、日本語でもジャイロスコープです。...
View Article「ヒトラーの秘密兵器」ナショナル・ローフと国民戦時体制〜兵士と水兵の記念博物館@ピッツバーグ
ピッツバーグの「兵士と水兵の記念博物館」の回廊を進むと、殺伐とした展示にいきなりアメリカンアットホームな色彩が! ■ 戦時民間防衛 その印象の一員は、この女性のマネキンだと思うんですがね。しかし、彼女は戦時中の女子勤労動員の労働スタイルで、 「ウィ・キャン・ドゥー・イット!」 のポスターの女性と似たポーズを取っています。...
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